レクサスRZが大幅刷新!航続距離599kmの進化と最強モデル「RZ600e」で欧州勢を猛追
ニュース要約: レクサス初のBEV専用モデル「RZ」が2026年版へ大幅改良。航続距離が599kmまで伸長し、最高出力426馬力を誇る「RZ600e」の投入も決定。独自の四輪駆動システムDIRECT4やステアバイワイヤ技術により、電動化ならではの走りの楽しさを追求した国産ラグジュアリーEVの現在地を徹底解説。
【深層レポート】レクサスRZが切り拓く「電動化の真価」――大幅刷新で欧州勢を猛追する国産ラグジュアリーEVの現在地
(2026年2月17日 / 共同通信社 経済部)
トヨタ自動車が展開する高級車ブランド「レクサス」のBEV(バッテリー電気自動車)専用モデル「レクサス・rz」が、今、日本の高級車市場で異彩を放っている。2025年末に実施された大幅改良を経て、走行性能、航続距離、そして充電インフラに至るまで、その全容が次世代へとアップデートされた。
特に注目すべきは、2026年3月2日から販売が予定されているハイパフォーマンスモデル「RZ600e “F SPORT Performance”」だ。最高出力313kW(約426馬力)を叩き出し、システム全体での出力限界を見直したこの一台は、もはや実用車としてのEVの域を超え、スーパーカーに比肩する高揚感を提供する「RZの新たな頂点」として期待を集めている。
多彩なラインアップと劇的な航続距離の伸長
新型レクサス・rzの最大の特徴は、ユーザーのライフスタイルに合わせた緻密なパワートレイン構成にある。エントリーモデルとなる「RZ300e」は、FWD(前輪駆動)を採用し、一充電走行距離は599km(WLTCモード)を達成。これにより、BEV導入時の最大の懸念事項である「電欠」への不安を大幅に払拭した。
一方で、上位グレードの「RZ550e “F SPORT”」や「RZ500e version L」は、レクサス独自の四輪駆動力システム「DIRECT4」の特性を刷新。単なる移動手段ではなく、ドライバーの意図に忠実な「Lexus Driving Signature」をより深化させている。価格帯は、RZ350e version Lの790万円から、RZ550e F SPORTの950万円まで幅広く、CEV補助金を適用すれば実質660万円台からの購入が可能だ。これは、テスラ「モデルY」やBMW「iX3」といった強力な輸入EV競合勢と正面から対峙する戦略的なプライシングと言える。
「感性」に訴える革新のインターフェース
今回の改良では、ハードウェアの進化に留まらず、運転の「楽しさ」を追求した新技術が光る。その象徴が、レクサス初採用となる「ステアバイワイヤシステム」と、仮想的にマニュアル操作を模した「インタラクティブマニュアルドライブ」だ。
特にインタラクティブマニュアルドライブは、EV特有のシームレスな加速に、あえて加減速時のシフト操作の感覚を付加することで、ドライバーの感性を刺激する。購入ユーザーからは「加速感はNX PHEV以上」「ハンドリングが極めて自然」といった高い走行性能への評価が相次いでいる。一方で、インテリアについては、最新の「TAZUNA Cockpit」がもたらす視認性の良さが支持される一方で、液晶メーターのさらなる質感向上を求める声も聞かれるなど、プレミアムブランドならではの厳しい視線も注がれている。
充電インフラと「納期」の課題
レクサスは、ハード(車両)の提供だけでなく、ソフト(サービス)面での差別化も加速させている。2026年4月からは新たな充電サービス「LEXUS Charging」の開始を予定しており、全国のレクサス販売店での急速充電性能の向上や、RZオーナー向けに新デザインの充電器「Bamboo+」の無償設置を推進するなど、BEVライフの利便性をトータルでサポートする構えだ。
しかし、その人気ゆえの課題も浮き彫りになっている。2026年2月時点での最新納期状況によれば、注文から納車まで「6ヶ月以上」を要するケースが主流となっており、同ブランドの中でも最長クラスの納期となっている。生産枠の確定(B日程通知)を待つユーザーの間では、J-SLIMによる工場出荷目処の確認が日常化しているが、高い需要に対して供給が追いつかない状況が続いている。
総評:国産EVの「基準」となれるか
レクサス・rzは、今回の刷新によって「単なる電動化モデル」から「電動化によって走りの質を極めた高級SUV」へと完全に脱皮した。欧州メーカーが先行してきたプレミアムEV市場において、日本の緻密なモノづくりと独自のデジタル制御技術を融合させたRZの存在感は日に日に増している。
2026年3月の最強モデル投入、そして4月の新充電サービス開始を控え、日本のEV市場はまさに「レクサス・rz」を中心に回転し始めていると言っても過言ではない。納期という壁を乗り越えた先にある、次世代の「走りの喜び」に、多くのオーナーが期待を寄せている。
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