【UFC】堀口恭司、悲願の日本人初王者へ!2.8 ラスベガスで5位アルバジと激突
ニュース要約: 元RIZIN・Bellator王者の堀口恭司が、2026年2月8日の「UFCファイトナイト・ラスベガス113」でフライ級5位のアミル・アルバジと対戦します。UFC復帰2戦目となる本戦は、日本人初のUFC王座獲得に向けた最終関門。団体運営の挫折を糧に、ATTでの研鑽を経て進化を遂げた「史上最強の師子」が、格闘人生の集大成として世界の頂点を目指す宿命の一戦に挑みます。
【ラスベガス発】日本格闘技界の至宝、堀口恭司(35)が再び世界の頂(いただき)へ向けて牙を剥く。2026年2月8日(日本時間)、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される「UFCファイトナイト・ラスベガス113」。そのセミメインイベントに組まれた一戦は、堀口にとって悲願である「日本人初のUFC王者」へと続く、最終関門とも言える極めて重要な意味を持つ。
「最強」の証明へ、5位アルバジとの決戦
昨年、RIZINフライ級王座を返上し、約9年ぶりにUFCへの電撃復帰を果たした堀口。復帰初戦となったタギル・ウランベコフ戦では、ブランクを感じさせない圧倒的なパフォーマンスで2R一本勝ちを収め、瞬く間にフライ級ランキング8位に名を連ねた。
今回の対戦相手、アミル・アルバジ(イラク)は同級5位に君臨する強豪だ。強力なグラップリングを武器とし、前戦では元王者ブランドン・モレノに判定で敗れたものの、依然としてトップ戦線の門番として高く評価されている。堀口はこの試合に向けて、「俺がここにいるんだぞ、というのを見せて、しっかりとUFCにアピールしたい」と決意を語っている。この一戦に勝利すれば、現王者アレッシャンドリ・パントージャへの挑戦権、あるいはタイトルエリミネーターへの進出が現実味を帯びてくる。
ATTでの「研鑽」と肉体の進化
堀口の強さを支えるのは、米国・フロリダの名門「アメリカン・トップチーム(ATT)」での過酷なトレーニングだ。同ジムにはUFC王者のパントージャをはじめ、世界トップクラスのファイターが集う。堀口はそこで寝技のさらなる強化に励み、常に「最短ルート」での進化を模索してきた。
2025年11月の練習中には、スパーリングで右目上を腫らす一幕もあったが、本人は「指が当たっただけ」と軽微であることを強調。ATTのトレーナー、マイク・ブラウン氏は、RIZIN出身王者がUFCで高い勝率を誇っているデータを挙げ、堀口の適応能力に太鼓判を押している。近年、神龍誠やクレベル・コイケら多くの日本人ファイターがATTへ出稽古に訪れる際も、堀口は生活面を含めた良き指導役を担い、米国の最新技術と理論を次世代に伝える橋渡し役にもなっている。
挫折を糧に——「TOP BRIGHTS」活動休止からの再出発
格闘家として円熟味を増す一方で、堀口はプロデューサーとしての苦悩も経験した。2024年1月、兄・健太氏と共に「本物志向の選手を育成し、世界へ送り出す」というコンセプトで旗揚げした新団体『TOP BRIGHTS(トップブライツ)』。しかし、その運営は困難を極めた。
現役王者として自身のトレーニングと並行してのプロデュース活動は想像以上に負担が大きく、2024年11月、堀口は自身のYouTubeチャンネルで活動休止と運営チームの解散を発表した。「考えが甘かった」と率直に反省を口にした堀口だが、選手育成への情熱が消えたわけではない。「団体以外の形でも、何かできることがあれば」と語り、現在は競技者としての活動に100%の心血を注ぐことで、背中で次世代に道を示す覚悟を決めている。
日本人初のベルトへ、フライ級のサバイバル
現在のUFCフライ級戦線には、平良達郎といった若い日本人ファイターの台頭も著しい。そんな中、ベテランの域に差し掛かりつつある堀口が、再びUFCのランキングを駆け上がる姿は、日本の格闘技ファンにとって特別な感慨をもたらす。
かつてUFCを離れ、RIZINやBellatorで頂点を極めた「史上最強の師子」が、再びオクタゴンという世界もっとも残酷で華やかな舞台で輝こうとしている。2月8日、ラスベガスの地で行われるアミル・アルバジ戦。それは単なる一試合ではない。堀口恭司という稀代の格闘家が、その格闘人生の集大成として「世界のベルト」を日本へ持ち帰るための、宿命のプロローグとなるだろう。
日本中の視線が、再びラスベガスのケージへと注がれている。
参考情報源
関連コンテンツ
マイニュースへ
あなた専用のニュースレポートをチェックしましょう