King & Prince冠番組『キントレ』3月終了へ 急変するアイドルの主戦場と世代交代の波
ニュース要約: 日本テレビはKing & Princeの冠番組『キントレ』が2026年3月で終了することを発表。2人体制となった新生キンプリの唯一の冠番組でしたが、後輩グループtimeleszへの枠譲渡が決まりました。番組終了は単なる勢いの低下ではなく、永瀬廉と髙橋海人が俳優やアーティストとして次のステージへ進むための「卒業」と捉える見方も出ており、アイドル界の世代交代と戦略の変化を象徴しています。
【独自】King & Prince冠番組『キントレ』3月終了へ 急変するアイドルの「主戦場」と世代交代の波
【東京】日本テレビは3月4日、King & Prince(以下、キンプリ)の冠番組『キントレ』が2026年3月をもって放送終了することを正式に発表した。2023年7月のレギュラー開始から約2年半、前身番組を含めれば約4年にわたり土曜昼の顔として親しまれた同番組の幕引きは、単なる番組改編以上の意味を芸能界に投げかけている。
涙の発表、スタッフと歩んだ「体当たり」の歳月
「本当に一生懸命やった、いい番組だった」 日テレの改編説明会の席上、担当プロデューサーが声を詰まらせる場面があった。出演者とスタッフが涙を流しながら番組の終わりを共有したというエピソードは、この番組がいかに現場に愛されていたかを物語っている。
『キントレ』は、永瀬廉と髙橋海人の2人体制となった新生キンプリにとって唯一の冠番組だった。「お金(キン)のトレーニング」をコンセプトに、物価高騰や円安といった世相を反映。アイドルが汗を流してアルバイトに励む姿や、経済の仕組みを学ぶ「キントレプロファイリング」などの企画は、10代から親世代まで幅広い視聴者層を獲得していた。
しかし、2026年4月の改編で、この枠は後輩グループであるtimeleszの番組『timeleszファミリア』に譲られることが決まった。
「Number_i」の躍進と複雑化するファン心理
番組終了のニュースを受け、SNS上では「#キントレ」「#キンプリ」といったワードがトレンドを席巻している。ファンの間では悲しみとともに、複雑な感情が渦巻いている。
背景にあるのは、かつてのメンバーである平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が結成した「Number_i」の存在だ。ファンの間では一部で彼らを「キング&プリンスのトレジャー」の略称から「キントレ」と呼ぶスラングも生まれており、皮肉にも番組名と同じ響きを持つ彼らの世界的な活躍が、2人体制のキンプリと比較される要因にもなっていた。
「事務所の戦略として、勢いのある若手へ枠をスライドさせる世代交代ではないか」。一部の熱心なファンからは、そんな厳しい声も漏れる。実際、timeleszやSnow Manといった競合グループの配信指標(TVer登録者数など)の急伸は目覚ましく、テレビ局側がより高い熱量を持つ層へリソースを割くという経営判断を下した可能性は否定できない。
ポスト「バラエティ」に見る2人の新境地
だが、今回の終了を単なる「勢いの低下」と捉えるのは早計だろう。
番組関係者は「(永瀬と髙橋の)2人には、もはや30分枠のバラエティという枠組みが狭すぎるのかもしれない」と指摘する。事実、永瀬廉はドラマ『厨房のありす』での演技が絶賛され、個人Instagramの開設など発信の場を広げている。髙橋海人もまた、俳優としての評価を確立しつつある。
日テレ側も「魅力的なお二人」「今後も様々な番組で共演したい」と最大限のリスペクトを示しており、24時間テレビでの活躍を含め、グループとしての格は一段上のフェーズへ移行したとの見方もできる。
アイミング・アウト、そして未来へ
キンプリを巡る環境は、2023年の分裂以降、激動の連続だった。しかし、直近のアルバムセールスは初週25万枚を記録し、ドームツアーの開催も決定しているなど、アーティストとしての数字は依然としてトップクラスを維持している。
番組としての『キントレ』は幕を閉じるが、それは永瀬と髙橋がバラエティという修行の場を卒業し、より本格的な俳優業やアーティスト活動へと「ステップアップ」する通過点に過ぎないのかもしれない。
「誰かと見たい、が、一番見たい」。日テレが掲げた春の改編テーマの中で、キンプリの2人が次にどのような景色をファンに見せてくれるのか。3月末の最終回、彼らが流す涙の先には、新しい時代のアイドルの在り方が映し出されているはずだ。
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