King & Prince、2人体制1000日の結実。4大ドームツアー完走で見せた「キンプリ」の新境地と絆
ニュース要約: King & Princeの永瀬廉と髙橋海人が、2人体制1000日の節目に4大ドームツアーを完走。アルバム『STARRING』を掲げたシネマティックな演出で36万人を魅了しました。個人の俳優・ファッション活動も充実する中、互いへの信頼とファンへの感謝を胸に、キンプリの新章を切り拓く彼らの現在地を追います。
【独自】King & Prince、2人体制1000日の結実 4大ドームツアー完走で見えた「キンプリ」の新境地と絆
2026年3月、日本のエンターテインメントシーンの象徴とも言える場所、バンテリンドーム ナゴヤ。詰めかけた超満員のファンの熱気の中で、King & Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉と髙橋海人は、4大ドームツアー「King & Prince DOME TOUR 2026 STARRING」のフィナーレを飾った。2人体制となってから約1000日。荒波を乗り越え、独自の輝きを放ち始めた彼らの「現在地」を追う。
■「映画」をテーマにした壮大な挑戦
今回のドームツアーの核となったのは、2025年12月24日、クリスマスイブにリリースされた7枚目のアルバム『STARRING』だ。「音楽×映画×ライブ」の融合を掲げた本作は、1曲1曲が一本の映画のような物語性を持ち、ライブ演出もまた、これまでのアイドルの枠を超えたシネマティックなスケールで展開された。
1月の福岡を皮切りに、大阪、東京、そして名古屋。全4都市8公演で約36万人を動員した今回のツアーは、2人体制となって初のドームツアーという大きな試金石であった。東京ドーム公演(2月18日・19日)では、SNS総再生数4.5億回を突破した話題曲「Theater」や、未発表の新曲「Waltz for Lily」が初披露され、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。
■「今が一番、海人のことが好き」――深まる2人の絆
2人にとって、この1000日は決して平坦な道のりではなかった。2023年5月、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人が脱退し、現在はNumber_iとして世界を見据えた活動を展開している。一方、岩橋玄樹もソロアーティストとして独自の道を歩む中、永瀬と髙橋は「King & Prince」という看板を背負い続ける道を選んだ。
東京ドーム公演を前に行われた囲み取材では、2人の「公開イチャイチャ」とも形容される仲睦まじい姿が話題を呼んだ。永瀬が「2人になって1000日経ったけど、今が一番海人のことが好き」とストレートな愛を口にすれば、髙橋も照れながらも深く共感し、「これからも2人で歩いていきたい」と、ファンに向けて力強い決意を語った。
かつての5人体制、6人体制を愛したファン(ティアラ)の中には、当初不安を抱く声もあった。しかし、ドームという巨大な舞台で堂々とパフォーマンスする彼らの姿は、そうした懸念を払拭するに十分な説得力を持っていた。
■加速するソロ活動とSNS戦略
グループとしての成功のみならず、個人の活躍も目覚ましい。永瀬廉は、3月25日に発売を控える18枚目のシングル「Waltz for Lily」が、自身がW主演を務める映画『鬼の花嫁』の主題歌に起用された。俳優としてのキャリアを着実に積み上げながら、2月には個人ファンクラブの開設も発表。サーバーが一時ダウンするほどのアクセスが集中し、その圧倒的な人気を改めて証明した。
一方の髙橋海人は、その高いファッションセンスが国際的に評価されている。今年2月にはミラノファッションウィークに出席し、「Etro(エトロ)」のショーでフロントロウを飾った。現地での熱烈な歓迎ぶりはSNSを通じて世界中に拡散され、「表現者」としての新たな可能性を示唆している。
また、公式SNSやYouTubeの運用も非常に戦略的だ。2023年に達成したYouTube公式チャンネル10億回再生以降も、大晦日の生配信イベントや、記念日に合わせたハッシュタグキャンペーンなどを活発に展開。ファンとの距離を縮める工夫を絶やさない姿勢が、強固なコミュニティを維持する要因となっている。
■未来へ繋ぐ「STARRING」という物語
2026年3月、愛知公演をもってドームツアーは幕を閉じたが、キンプリの歩みは止まらない。2人体制への移行というグループ最大の転換点から1000日。彼らが構築したのは、過去を否定するのではなく、全ての歴史を抱えた上で「新章」を書き進める覚悟だった。
Number_iの3人が海外ブランドアンバサダーやCoachella出演などで世界を揺るがす一方で、永瀬と髙橋は日本国内のエンタメの王道を突き進み、ファンの日常に寄り添い続けている。それぞれの道が交わることは今のところ予定されていないが、互いの成功を糧にするかのような彼らの活躍は、日本のアイドルシーンにおける「多様な成功の形」を提示していると言えるだろう。
ツアーの終盤、MCで放たれた「大切な出会い」という言葉。それはファンへの感謝であると同時に、隣に立つパートナーへのメッセージでもあったはずだ。キンプリという物語は、これからも2人の「主役(主演:STARRING)」によって、鮮やかに彩られていくに違いない。
(経済部・エンタテインメント取材班)
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