キンプリ、2人体制で挑む革新と継承――2025年の躍進と「完璧なアイドル」の葛藤を経て
ニュース要約: King & Princeの2人体制移行から2年半。2025年は紅白復帰やアルバム『STARRING』のヒットで「宣言通りの年」となりました。本記事では、プロが絶賛する高いダンス技術や、脱退メンバーが抱えていた葛藤、そしてファン心理の変容を深く分析。2026年のドームツアーを控え、新たなステージへと進む永瀬廉と髙橋海人の挑戦と、グループの未来を展望します。
キンプリ、再構築の2年を経て新たなステージへ――2人体制で挑む革新と継承
2025年12月22日
「完璧なアイドル」として鮮烈なデビューを飾ったKing & Prince(キンプリ)が、メンバー脱退という大きな転換期を経て、新たな活動の形を模索している。永瀬廉と髙橋海人の2人体制に移行してから2年半が経過した今年、7枚目のアルバム『STARRING』のリリースや3年ぶりのNHK紅白歌合戦出演など、グループは確実に前進を続けている。
「宣言通りの年」を実現した2025年
永瀬は2025年を「宣言通りの年」と振り返る。ディズニーとのコラボレーション、複数のタイアップ楽曲、11月に開催された「King & Princeと打ち上げ花火2025」、そして3年ぶりとなるNHK紅白歌合戦への出演――。年間を通じて多くのサプライズをファンに届けてきた。
特に注目を集めたのは、50TAとのコラボ楽曲「僕らが期待していた以上」だ。ミュージックビデオは1億回以上の再生回数を記録し、ファン層の拡大を示す象徴的な成果となった。髙橋によれば、12月24日にリリースされたアルバム『STARRING』の制作期間は前作から1年以上に及び、「過去最高の稼働」だったという。
25日放送のテレビ東京『ミュージックカプセル ~人生の推しソング~』では、髙橋がゲスト出演し、新アルバムの制作裏話や人生の推しソングについて語る予定だ。2025年のラストを飾る重要な露出となる。
プロが認める高い技術力と表現力
複数のプロダンサーによる分析では、キンプリのダンス技術はアイドルグループの中でも際立っていると評価されている。「ヒップホップ的なスワッグ感」を持ちながら「キレを重視する」スタイルは、「メンズアイドルグループの中でダントツにダンスが上手い」との声もある。
特に楽曲「moooove!!」のパフォーマンスについて、プロダンサーからは「2人のバランスの良さ」と「互いが刺激となって共に成長している」様子が高く評価され、難易度は「星5レベル」、「ダンスのミシュランがあったら三つ星」という最高の賛辞が贈られた。
脱退した平野紫耀は、基本的なフリーに独自の動きを加え、「首をガーンと入れたりする」など、ダンサーにとって「たまらない」工夫を施していたことでも知られる。感情表現の巧みさと、「ガタイが良く、ステップが強すぎる」という身体的な強みも、グループの技術水準を押し上げていた。
「完璧」の裏に隠された「生きづらさ」
2018年5月23日、シングル「シンデレラガール」でデビューしたキンプリは、「完璧なアイドル」として認識された。歌唱力、ダンス技術、ビジュアル――すべてにおいて高い水準を誇ったグループだが、その完璧さの裏には、メンバーたちの心理的な葛藤が存在していた。
2023年5月、平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が脱退。平野は退所理由について、「自分の年齢と向き合ったときに海外で活躍できるグループを目指すのは、もう遅いなと感じ、目標を失った」と述べた。「もう遅い」「目標を失った」――世間が持つ「キラキラのアイドル」のイメージからは大きく異なる言葉だった。
海外進出への温度差が、脱退の核心にあったとされる。3人の積極志向とグループ全体の方針の相違が「生きづらさ」を生み、事務所離脱を加速させた。ファンに向けた発信では見せない、メンバーたちの「仕事に責任感をもって取り組み、繊細さもあわせ持ちながら、さまざまな感情を抱えてきた」姿が浮き彫りになった。
ファン心理の変容と受容のプロセス
脱退発表直後、ファンのコメントには喪失感や後悔が目立った。「推しのいる楽しさも辛さも教えてくれたのはキンプリが初めて」といった声が、SNSやYouTubeに溢れた。しかし時間の経過とともに、残るメンバーへの祝福やグループ存続への支持が増加。ファンは脱退を「路線拡大」と肯定的に再解釈し、心理的受容のプロセスを示した。
Wikipediaのデータでは、キンプリは嵐やSMAPに次ぐ高い話題性を維持している。2人体制への移行は不安定さを露呈したものの、変革期における柔軟な対応が、ファンの支持を繋ぎ止めている。
楽曲面では、「ツキヨミ」がミリオンを達成したものの、デジタル未解禁により長期ヒットの機会を逃した。一方で5人時代の楽曲の遺産が再評価され、ファンの記憶に強く刻まれている。
脱退メンバーの新たな挑戦
脱退した3人は、それぞれソロ活動で存在感を示している。平野紫耀は新グループNumber_iでCM起用が相次ぎ、認知度と売上の向上を実現。ファン経由のSNS拡散やブランドリーチを強化している。岸優太は美 少年の浮所飛貴ら後輩に人生の影響を与え、ライバル関係がグループ内の高め合いを促進した。
キンプリはジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)における脱退事例として、ファン受容のモデルを提供し、アイドル市場の多角化を促す存在となっている。
2026年、さらなる飛躍へ
来年1月7日には「COUNTDOWN CONCERT 2025-2026 STARTO to MOVE」がNetflixで世界独占配信される。また「King & Prince DOME TOUR 2026 STARRING」も予定されており、大型ツアーが控えている。
永瀬と髙橋は「前回を超える」という目標を掲げ、2026年も自分たちの最高到達点を更新していく方針を示す。2人体制となったキンプリは、「完璧なアイドル」の枠を超え、新たな表現と挑戦を続けている。変革期を経たグループが、これからどのような未来を切り拓いていくのか。ファンとともに歩む道は、まだ始まったばかりだ。
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