「閉店ガラガラ」から「多世代大家族」の長へ――岡田圭右、57歳の現在地と進化した芸風
ニュース要約: ますだおかだの岡田圭右が57歳で「おじいちゃん」に。娘・岡田結実の第1子誕生と自身の幼い息子たちの育児が重なり、多世代大家族の中心となった彼の現在。看板ギャグ「閉店ガラガラ」の意外なルーツや、SNSで話題の父親としての素顔、そして進化し続ける芸風と家族への向き合い方を深掘りします。
【深度】「閉店ガラガラ」から「多世代大家族」の長へ――岡田圭右、57歳の現在地と進化した芸風
文:社会部・文化芸能担当
「Wao!」「閉店ガラガラ、出ました!」 お茶の間を明るく彩る乾いた叫び声は、今やベテランの域に達した岡田圭右(57)の代名詞だ。ますだおかだのメンバーとしてデビューしてから30年以上。時代が移り変わり、若手芸人が台頭する中でも、岡田の存在感は衰えるどころか、近年さらなる輝きを放っている。
2026年2月。岡田圭右を巡るニュースが、芸能界を温かな話題で包んだ。娘でタレントの岡田結実(25)に第1子が誕生し、岡田は57歳にして「おじいちゃん」となったのである。しかし、単なる祖父への昇進ではない。再婚した妻との間に設けた次男が2024年に誕生したばかりの岡田にとって、自身の息子と孫が同学年という、まさに「多世代大家族」の中心人物となったのだ。
■「二代目」として再評価されるギャグの深層
岡田の代名詞である「閉店ガラガラ」。長年、いわゆる「スベリ芸」として親しまれてきたこのフレーズに、最近意外なルーツが明かされ再注目を集めている。2025年以降、バラエティ番組で岡田が語ったところによれば、このネタはかつて実家の両親が駄菓子屋や文房具屋を畳む際に実際に発していた言葉だという。
「母親が店を閉める時、子供たちを追い出すための掛け声だった」 このエピソードを知った共演者からは「二代目だったのか!」と驚きの声が上がった。単なるナンセンスな響きではなく、家族の歴史が刻まれた「継承のギャグ」であったことが、視聴者の心に新たな感慨を呼んでいる。
本人は近年のインタビューやラジオ番組『おかしば』(北日本放送)などで、自身の芸風を「進化させた受け身の技術」と分析する。「スベリ芸」と言われようとも、常に全力で「面白いと思って」バッターボックスに立ち続ける。そのポジティブな姿勢が、情報番組『ゴゴスマ』(TBS系)での安定感ある司会や、冠番組『ゴルフのノビシロ~』(テレビ東京系)での趣味を活かした自然体の振る舞いに繋がっている。
■SNSで垣間見える「家でもエンターテイナー」の素顔
岡田圭右の新たな魅力が発信されているのは、テレビ画面の中だけではない。最近、大きな話題を呼んでいるのが、自身のInstagramで見せる「父親」としての姿だ。
2026年1月、岡田が投稿した自宅リビングでのマジック動画には、ファンから多くの称賛が寄せられた。白を基調とした開放的な自宅で、5歳の長男に得意げに手品を披露する姿。添えられたハッシュタグ「#子供達は大喜び #妻は苦笑い」からは、テレビでの「岡田師匠」そのままの明るい家庭環境が透けて見える。
ネット上では「家でもエンターテイナーで最高」「素敵なパパ」「インテリアのセンスがいい」といったポジティブな反応が並ぶ。かつて前妻との離婚時に取り沙汰された「共演NG」などの硬直した親子イメージを、長い時間をかけて、そして彼自身の誠実な家族への向き合い方によって、軽やかに塗り替えていった印象を受ける。
■「おじいちゃん」と「父親」の二足の草鞋
2026年2月5日、岡田は自身のInstagramで、娘・結実の出産を祝う投稿を行った。公開されたのは「双子卵」の写真。 「#岡田おじいちゃんになりました #双子の日に双子卵が出るというミラクル」 運慶を味方につけるような、彼らしいユーモア溢れる報告に、祝福のコメントが殺到したのは言うまでもない。
現在の岡田には、前妻との間に成人した岡田隆之介、岡田結実という二人の子供がおり、一方で現在の家庭には5歳の長男と1歳の次男がいる。隆之介とは依然として「共演NG」といった一定の距離感を保ちながらも、結実とは2025年に初のツーショット写真を公開するなど、それぞれの子供との「独自の距離感」を構築している。
「下の子が20歳になる時、僕は75歳」 岡田はかつてテレビ番組でそう語りながら、50代での子育てを「大きなモチベーション」としている。57歳にしておむつを替え、5歳の息子とプロ野球(オリックス・バファローズ)を応援し、同時に初孫の誕生を喜ぶ。このエネルギーの源泉こそが、激動の芸能界で30年間生き抜いてきた「岡田圭右」という人間の底力なのだろう。
2月15日放送の『有吉の深掘り大調査』へのゲスト出演など、今後も多忙なスケジュールが控えている。人生の「閉店ガラガラ」を宣言するには、まだあまりにも早すぎる。おじいちゃんとなった「岡田師匠」が、今後どのような境地で新たな笑いを作っていくのか。お茶の間の視線は、これまで以上に温かく彼を追っている。
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