【速報】KDDI株がPTSで11%超の急落!子会社の架空売上疑惑と決算延期を嫌気
ニュース要約: KDDIの株価がPTS市場で一時11%超の急落を記録しました。連結子会社のビッグローブ等による数年にわたる架空売上計上の疑いと、それに伴う第3四半期決算発表の延期が発表されたことが要因です。23期連続増配を続ける「優等生銘柄」のガバナンス不祥事に投資家の動揺が広がっており、週明けの東証取引でも大幅な下落が懸念されています。
【速報】KDDI株がPTSで急落、一時11%超の下げ 子会社の「架空売上」疑惑と決算延期を嫌気
2026年2月6日の東京株式市場の取引終了後、通信大手KDDI(9433)の株価が私設取引システム(PTS)で急落している。一時は東証終値(2,799円)を大幅に下回る2,478円を付け、下落率は11.47%に達した。子会社における不適切な会計処理の疑いと、それに伴う第3四半期決算発表の延期が発表されたことで、市場には動揺が広がっている。
■ 複数年にわたる「架空計上」の疑い
急落の直接的な引き金となったのは、KDDIが同日午後に公表した「子会社における不適切な取引に関する調査と決算発表の延期」に関するプレスリリースだ。
同社によると、連結子会社のビッグローブおよびその子会社のジー・プランにおいて、複数年にわたり実態のない売上高を計上していた疑いが浮上した。現在、外部専門家を交えた調査を継続しており、現時点では業績への影響額の全容が把握できていない。これを受け、本来予定していた2026年3月期第3四半期の決算短信の開示を延期することを決定した。
KDDIはこれまで、23期連続増配という極めて高い株主還元姿勢と、5G投資を背景とした強固な収益基盤で「ディフェンシブ株の優等生」と目されてきた。それだけに、今回のガバナンスを揺るがす不祥事の露呈は、投資家にとって極めてネガティブなサプライズとなった。
■ KDDIのPTS株価、夜間取引で売り殺到
kddi pts市場の動向を詳述すると、6日15時30分の東証取引終了時点では、株価は前日比14円(0.50%)高の2,799円と堅調だった。しかし、ニュースが伝わった直後のナイトタイムセッションでは売りが殺到。
ジャパンネクスト証券が運営するPTSでは、午後5時時点で既に6%を超える下落を見せていたが、時間が経過するにつれて下げ幅を拡大。23時49分時点では2,478円(-11.47%)まで売り込まれる場面があった。日経平均採用銘柄の中でも、この日のPTS値下がり率は突出しており、市場の不信感の強さを物語っている。
東証での同日の出来高は765万株と平時並みであったが、週明け9日(月曜日)の東証寄り付きでは、このPTSでの価格乖離を埋める形での「売り気配」スタートが不可避との見方が強い。
■ 背景にある業績好調とのコントラスト
今回の不祥事は、同社の業績が絶好調であった矢先の出来事だった。直近の第2四半期決算では、売上高2.96兆円(前年同期比3.8%増)、営業利益5,771億円(同0.7%増)と、過去最高の増収増益を記録していた。5Gインフラの拡大により日本市場で約30%のシェアを維持し、アナリストらも目標株価を3,000円前後に設定するなど、市場の期待値は高まっていた。
配当方針についても、2026年3月期は1株あたり80円の年間配当を予想しており、利回りは3%を超える水準にある。会社側は現時点で配当予想の修正は行っていないが、掲示板などの投資家コミュニティでは「不透明感が拭えるまでPTSで売っておくべきだ」との悲観的な投稿も目立っている。
■ 週明けの株価展望と投資家の視点
市場関係者は、今後の焦点について次のように指摘する。 「これまでの堅調な業績と高い配当利回りが下値を支える要因にはなるが、架空計上の期間が数年に及んでいる点が懸念材料だ。修正報告書による過去の利益の目減り幅が確定するまでは、積極的な買いは入りにくい」(国内証券アナリスト)。
テクニカル面では、PBR基準の理論株価とされる2,636円付近を維持できるかが当面の焦点となる。状況次第では、下値目途として2,400円台まで調整するリスクも否定できない。
KDDIの5Gを核とした長期成長シナリオ自体は大きく崩れていないとの見方もあるが、まずは調査結果による具体的な影響額の開示が待たれる。週明けの東京市場は、KDDI株の動向が日経平均指数の重荷となる可能性もあり、投資家は極めて慎重な対応を迫られそうだ。
参考情報源
関連コンテンツ
マイニュースへ
あなた専用のニュースレポートをチェックしましょう