川崎FのDFファン・ウェルメスケルケン際が契約満了で退団へ「とても悔しく辛い」
ニュース要約: 川崎フロンターレは、DFファン・ウェルメスケルケン際との契約満了に伴い、今季限りでの退団を発表しました。加入から2年間、公式戦70試合に出場し攻守に貢献した同選手は、悔しさを滲ませつつ感謝の意を表明。31歳の国際派サイドバックの去就に、国内外から注目が集まっています。
ファン・ウェルメスケルケン際、川崎Fとの契約満了 2年間の挑戦に幕
川崎フロンターレは18日、オランダ出身のDFファン・ウェルメスケルケン・際**(31)との契約を更新せず、今季限りで退団すると発表した。2024年に加入した右サイドバックは、J1リーグ通算50試合に出場し、公式戦では70試合4得点の記録を残した。国際経験豊富なディフェンダーの退団は、来季の川崎の陣容に影響を与えそうだ。
「とても悔しく辛い」本人コメント
クラブを通じて発表されたコメントで、ファン・ウェルメスケルケン際は「2024年から2年間、たくさんの応援とサポートをありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。続けて「こんなにも早くさよならを伝えなければいけなくなるとは…とても悔しく辛い気持ちです」と率直な心境を明かし、「タイトル獲得やACL優勝を共に果たしたかった」と無念さをにじませた。
オランダの名門クラブで経験を積んだ後、Jリーグに挑戦した31歳のディフェンダーにとって、2年という期間は決して十分ではなかったようだ。
川崎での2年間:攻守両面での貢献
ファン・ウェルメスケルケン際は2024年のゼロックス杯で決勝ゴールを決め、鮮烈なデビューを飾った。2025シーズンのJ1リーグでは26試合に出場(先発24試合)し、総出場時間2097分を記録。4つのアシストを記録したほか、守備面では245.05という高い奪取ポイントを残した。
右サイドバックを本職とする同選手は、強い対人守備とビルドアップ能力を持ち味とする。オランダ1部リーグで培った国際派のスタイルで、相手プレス時にも体でボールを隠して運び、チームのボール保持向上に貢献した。また、精度の高いクロスやゴール前への進入など、攻撃的なプレーも特徴的だった。
戦術的役割の進化と課題
加入当初は縦突破中心のプレースタイルだったが、シーズンを通じて戦術的な役割に変化が見られた。中盤との連携を重視し、インサイドレーンを活用したビルドアップや、脇坂泰斗らミッドフィルダーとのコンビネーションを増やすなど、プレーの幅を広げた。
一方で、2025シーズンの成績を見ると、17本のシュートを放ちながら成功率0.0%と、攻撃面での決定力に課題を残した。12月6日の浦和戦では45分の出場で評価0.24と低調なパフォーマンスに終わるなど、シーズン終盤は厳しい結果が続いた。攻撃チャンス構築の指標でもパス29.22位、クロス4.88位と、さらなる改善の余地があった。
U-23日本代表の経験を持つ国際派
ファン・ウェルメスケルケン際は、2016年にU-23日本代表に初招集され、トゥーロン国際大会などで出場経験を持つ。日本人の母を持ち、オランダで育った同選手は、欧州と日本の両方のサッカー文化を理解する稀有な存在として期待されていた。
オランダのNECナイメヘンやPECズウォレなどで経験を積んだ後、30歳でJリーグに挑戦。川崎フロンターレでは右サイドバックだけでなく、左サイドバックもこなせる器用さを見せた。しかし、フル日本代表への招集は実現せず、J1リーグでの2年間で代表出場回数は0回にとどまった。
今後の去就に注目
契約満了に伴い、ファン・ウェルメスケルケン際は現在フリーの立場となった。過去のインタビューでは「欧州も大好き」と語るなど、欧州復帰への意欲も示していたが、現時点で具体的なオファーや移籍先の情報は明らかになっていない。
31歳という年齢ながら、国際経験と高い対人守備能力を持つディフェンダーだけに、国内外のクラブからの関心は集まりそうだ。代理人やエージェントを通じた動向が、今後注目される。
川崎フロンターレは来季に向けて右サイドバックの補強が課題となる。2025明治安田J1リーグは2月15日に開幕し、第1節で名古屋グランパスと対戦する予定だが、ファン・ウェルメスケルケン際の姿はピッチにない。2年間の挑戦を終えた国際派ディフェンダーの次なるステージに、サッカーファンの視線が集まっている。
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