【独自】川口市で15mの水柱噴出!4980世帯断水の原因は「人為的ミス」水道料金値上げ直前の衝撃
ニュース要約: 2026年2月12日、埼玉県川口市赤芝新田で水道管メンテナンス中に高さ15mに達する水柱が噴出しました。原因は老朽化ではなく、止水弁の閉め忘れという人為的ミスと判明。この影響で最大4980世帯が断水しました。4月からの水道料金大幅値上げを控える中、インフラ管理の安全性と老朽化対策の徹底を求める市民の声が強まっています。
【独自】川口市・赤芝新田で15メートルの水柱、噴出2時間半 人為的ミスで4980世帯断水か「老朽化ではなく手順欠如」
【川口】2026年2月12日午前11時ごろ、埼玉県川口市赤芝新田の交差点付近で、水道管のメンテナンス作業中に突然、高さ10〜15メートルに達する巨大な水柱が噴出した。現場は東京外環自動車道・川口ジャンクションに近い住宅街で、水は近隣住宅の2階屋根を超える高さまで到達し、周辺道路は一時冠水。噴出は約2時間半にわたって続き、静かな住宅街は騒然となった。
埼玉県営水道および川口市上下水道局の調査によると、今回の事故の原因は水道管の老朽化による自然破裂ではなく、作業員による「人為的な手順ミス」であることが判明した。県水道局の発表によれば、水道管の部品(空気弁)を交換する際、本来であれば止水弁を閉じて管内の水圧を下げてから作業を行うべきところ、弁を閉め忘れたまま、あるいは圧力が残った状態で作業を強行したため、高圧の水が噴き出したという。
■「ゴーという音とともに空へ」住民に衝撃
現場となった川口市赤芝新田の市道神根708号線付近では、マンホールや道路の隙間から噴き出した水が黒い乗用車や電柱を直撃した。目撃した近隣住民は「ゴーっという凄まじい音とともに、一瞬で水柱が空高く上がった。怖くて外に出られなかった」と当時の恐怖を語る。
作業員の説明によれば、圧力がかかった送水管の一部に隙間が生じると、構造上、十数メートルの高さまで水が噴き出す可能性があるという。幸い、この事故によるけが人は確認されていないが、住宅の壁面に大量の水がかかるなどの被害が出た。
■断水情報の錯綜とインフラ危機の予兆
事故発生当初、川口市側は「断水や濁水の発生はない」としていたが、その後、市中心部の配水池に関連する水道管にも影響が及び、最大で4980世帯に断水が拡大したとの情報も入っている。県営水道の送水停止に伴い、川口市の一部および隣接する草加市でも影響が懸念されたが、同日午後4時15分までには復旧作業が完了し、現在は送水が再開されている。
今回の事故は「ヒューマンエラー」が直接の原因だが、背景には川口市が抱える深刻なインフラ老朽化問題がある。市内では高度経済成長期に敷設された水道管が次々と法定耐用年数の40年を迎えており、計画的な更新が急務となっている。
■水道料金大幅値上げ、市民の負担増は不可避か
川口市は、こうした老朽管の更新や耐震化の財源を確保するため、2026年4月1日から水道料金を平均26.74%、下水道使用料を平均27.16%引き上げる方針を固めている。一般家庭(口径20ミリ)の基本料金は月額396円増の2211円となる見込みだ。
「川口市 水道管」を巡るトラブルは、今回のような作業ミスにとどまらず、経年劣化による道路陥没なども市内各所で報告されている。市は「アクアプラン川口21」に基づき、耐震性の高いダクタイル鋳鉄管への交換を進めているが、膨大な埋設管の更新には莫大な費用と時間を要する。
今回の赤芝新田での噴出事故は、一歩間違えば大規模な都市浸水や長期断水につながりかねない事態だった。市民からは「料金が上がる以上、作業の安全管理もインフラの維持もしっかりやってほしい」との厳しい声が上がっている。
川口市上下水道局は、詳しい事故の経緯を調査するとともに、再発防止に向けて作業手順の徹底を指導するとしている。最新の復旧状況やにごり水に関する相談は、川口市上下水道局の公式サイト、または埼玉県水道局にて受け付けている。
(社会部・インフラ取材班)
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