【J1第9節】柏レイソルが3-0で横浜FMを圧倒!数的優位を活かした新戦術で3連勝を飾る
ニュース要約: J1第9節、柏レイソルはホームで横浜F・マリノスと対戦し、3-0で完勝した。序盤の退場者により数的優位を得た柏は、小見洋太の先制弾や新戦術「一人CB」を披露し、合計15本のシュートで圧倒。終盤にも追加点を奪い、公式戦3連勝を記録した。一方、9人で試合を終えた横浜FMは攻撃陣が沈黙し、守備の課題が浮き彫りとなる結果となった。
【J1第9節】柏レイソル、横浜FMを3-0で圧倒し3連勝 数的優位を活かした戦術革新が結実
2026年4月5日、明治安田J1百年構想リーグ・地域リーグラウンド第9節、柏レイソル対横浜F・マリノスの一戦が三協フロンテア柏スタジアムで行われ、ホームの柏が3-0で横浜FMを破り、見事な3連勝を飾った。
春の陽気に包まれた「日立台」こと三協フロンテア柏スタジアム。注目のカードは、開始早々にドラマが待っていた。前半12分、横浜FMのDFジェイソン・キニョーネスが退場処分を受け、アウェーの横浜FMは試合の大部分を10人で戦うことを余儀なくされた。この数的不利が、最終的なスコアに大きく影響することとなった。
小見洋太の先制弾、そして猛攻の15本シュート
序盤から主導権を握った柏は、前半18分にMF小見洋太が鮮やかなゴールを決め、均衡を破る。今季移籍後初ゴールとなった小見は、「駆け引きよりも、決めたいところに確実に蹴り込む意識だった」と振り返り、数千人のサポーターが揺らす黄色い旗の波の中で歓喜の咆哮を上げた。
柏のリカルド・ロドリゲス監督がこの試合で試みたのは、4-2-3-1の変則的な形だ。主将のDF古賀太陽が「一人CB(センターバック)」としてリスク管理を一身に背負い、山之内佑成ら他の守備陣が積極的に攻撃参加する新戦術を披露。数的優位を活かした流動的なアタックにより、柏は合計15本のシュートを浴びせ、終始「マリノス」を自陣に釘付けにした。
耐えた横浜FM、しかし終盤に守備崩壊
一方、10人となった横浜F・マリノスは、大島秀夫監督のもと、粘り強い守備で対抗した。GK木村凌也の好セーブや、渡辺皓太を中心とした献身的なスライドで、1-0のまま終盤まで柏を苦しませた。しかし、後半35分に痛恨のオウンゴールで追加点を献上すると、集中力が切れた隙を柏が見逃さなかった。
直後の後半37分、交代出場でピッチに投入されたばかりの仲間隼斗が、勝負を決定づける3点目を奪取。柏の狙い通りの「交代策」が的中し、スタンドの盛り上がりは最高潮に達した。横浜FMは試合終了間際にも大久保智明が2枚目の警告で退場し、最終的に9人でタイムアップを迎えるという屈辱的な敗戦となった。
残留争いから脱却へ、柏に漂う自信
この勝利で「レイソル」は公式戦3連勝を記録。シーズン序盤の停滞ムードを払拭し、残留争い回避どころか、中位以上の順位安定に向けた大きな一歩を踏み出した。古賀太陽は「数的優位な状況でのバランス管理にはまだ課題がある」と兜の緒を締めたが、チーム全体に漂う自信は隠しようがない。
対する横浜FMは、今季これで3勝6敗と黒星が先行。大島監督は「勝ち星を重ねるには、精度のたかいたくましさを全員で身につけなければならない」と厳しい表情で語った。攻撃の主軸であるジョルディ・クルークスら外国籍3トップを擁しながらも、シュートわずか4本に封じられた攻撃陣の再建が急務となる。
総括:戦術の新機軸を見せた柏と、試練のマリノス
柏が「自分たちのサッカー」を体現し、効率的に得点を重ねた一戦。三協フロンテア柏スタジアムを埋め尽くしたサポーターにとっては、昨季からの引き分け続きを解消する最高のエンターテインメントとなった。柏レイソルがこの勢いを維持し、次節以降どれだけ上位を脅かす存在になれるか。そして横浜F・マリノスがこの守備の課題をどう修正していくのか。両チームの今後を占う、決定的な第9節となった。
(記者:スポーツ部・サッカー担当)
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