ユヴェントス衝撃の敗戦、コモがシーズンダブル達成でCL圏内争いは混沌へ
ニュース要約: 2026年2月22日のセリエA第26節、ユヴェントスがホームでコモに0-2と完敗。昇格組のコモが歴史的なシーズンダブルを達成し6位に浮上した一方、公式戦3連敗のユヴェントスは5位へ転落。セスク監督率いるコモの躍進により、チャンピオンズリーグ出場権争いはかつてない混戦模様を呈しています。
セリエAに激震、ユヴェントスがホームで沈む。躍進コモが「シーズンダブル」達成でCL圏内争いは混沌へ
【トリノ=2026年2月22日】 イタリア・セリエA第26節、アリアンツ・スタジアムで行われたユヴェントス対コモの一戦は、アウェイのコモが2-0で完勝を収めるという、衝撃的な結末を迎えた。名門ユヴェントスはホームの大声援を受けながらも、今季の昇格組ながら快進撃を続けるコモの軍門に降り、公式戦3連敗。チャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うライバルに直接対決で屈し、順位表はさらなる混迷を極めている。
■電光石火の先制点と堅実な守備
試合は序盤から動いた。前半11分、コモは素早い切り替えから右サイドを崩すと、アナスタシオス・ドウビカスの精度の高いクロスに、メルギム・ヴォイヴォダが鮮やかなフィニッシュで合わせ、先制に成功する。ホームで不意を突かれたユヴェントスは、マヌエル・ロカテッリを中心に反撃を試みるが、セスク・ファブレガス監督率いるコモの組織的なブロックを前に、決定機を作ることができない。
後半に入り、ユヴェントスはチコ・コンセイソンを投入して攻撃の活性化を図る。しかし、前がかりになった隙をコモは見逃さなかった。61分、リュカ・ダクーニャのアシストからマクサンス・カクレ(カケレ)が冷静にネットを揺らし、追加点。この2点目が、低迷に苦しむ「老貴婦人」の心をへし折った。
■「最強」の称号に陰り、ユヴェントス守備崩壊の深刻
この日のユヴェントス対コモ戦の結果により、ユヴェントスは今シーズンのコモ戦で「シーズンダブル(2戦2敗)」を喫することとなった。かつて堅守を誇ったユヴェントスだが、直近の守備は崩壊の兆しを見せている。Jメディカルの検査で強行出場したブレーメルも本来の輝きを欠き、組織としての連動性が失われている。
地元メディア『Juventus Journal』は、「出口のないトンネル」と現在のチーム状況を痛烈に批判。公式戦3連敗、リーグ戦5試合勝ちなしという泥沼の状態に、SNS上ではファンから「ひどすぎる」「守備の再建が急務」といった悲痛な声が相次いでいる。勝ち点46で5位に転落したユヴェントスにとって、CL出場権の確保すら危うい状況だ。
■ファブレガスの魔法と「新星コモ」の躍進
一方で、勝ち点を42に伸ばして6位へ浮上したコモの勢いは本物だ。かつての名手、セスク・ファブレガスが植え付けたポゼッションと鋭いカウンターの融合は、セリエAの上位勢を脅かす存在へと成長した。主力であるニコ・パズを出場停止で欠きながらも、代わって入った選手たちが完璧に役割を遂行した事実は、チームの選手層の厚さを証明している。
現在、4位から7位までが勝ち点数差わずかの中でひしめき合う、歴史的な混戦模様となっている。このユヴェントス対コモの直接対決を制した意味は大きく、コモがクラブ史上初となるCL出場権獲得という「ミラクル」を起こす可能性が現実味を帯びてきた。
■次戦への展望:過密日程が明暗を分けるか
ユヴェントスに残された時間は少ない。中3日でCLプレーオフ第2戦のガラタサライ戦を控え、週末にはローマとの大一番が待っている。チアゴ・モッタ監督がこの窮地をどう脱するのか、采配が問われることになる。
一方、最高のムードで2月を終えるコモは、次節レッチェ戦でさらなる勝ち点の積み上げを狙う。イタリアの地方都市から現れた新星が、セリエAの勢力図を完全に書き換えようとしている。
【スコア】 ユヴェントス 0-2 コモ
【得点者】 11分:メルギム・ヴォイヴォダ(コモ) 61分:マクサンス・カクレ(コモ)
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