城桧吏、史上最多「子沢山将軍」徳川家斉に挑む!大河ドラマ『べらぼう』が描く光と影
ニュース要約: 俳優の城桧吏が、2025年大河ドラマ『べらぼう』で江戸幕府第11代将軍・徳川家斉を演じる。約50年の長期政権を築き、史上最多の53人の子どもをもうけた家斉という複雑な人物に挑むことは、城にとって大きな転機だ。彼は従来の威厳ある将軍像を覆し、「適当さ」を持つ若き家斉の葛藤と成長を繊細に描き出し、歴史ファンからも高い期待が寄せられている。
史上最も子沢山の将軍に挑む、俳優・城桧吏の新たな境地:大河ドラマ『べらぼう』が描く徳川家斉の光と影
(2025年12月7日)
若手俳優の城桧吏(じょうかいり・19)が、2025年放送のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』において、江戸幕府第11代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)を演じることが発表されて以来、その配役と役作りの深さが大きな注目を集めている。城桧吏にとって二度目の大河ドラマ出演となるが、約50年にわたる長期政権を築き、歴代将軍の中で最長在位を誇る家斉という複雑な歴史上の大人物に挑むことは、彼のキャリアにおいて重要な転機となる。
歴代将軍で「大河初登場」の徳川家斉像
徳川家斉は、15歳で将軍に就任し、文化・文政期という江戸時代後期の安定期を約半世紀にわたって主導した人物だ。その長期政権ぶりは特筆すべき点であり、この時代の家斉公の治世は、大奥の最盛期としても知られる。
特筆すべきは、家斉が「史上最も子沢山の将軍」として歴史に名を残している点である。生涯で16人以上の側室を持ち、確認されているだけで53人もの子ども(男子26人、女子27人)をもうけた。この圧倒的な多産性は、当時の大奥運営や将軍家の政治戦略と密接に結びついていたことが指摘されている。成人まで生き延びた子どもは約28人であったものの、彼の多産が江戸後期の社会と文化、そして将軍家の権威を象徴していた事実は無視できない。
これまで主要な大河ドラマで本格的に描かれることの少なかった徳川家斉が、今回、城桧吏という新進気鋭の俳優によってどのように表現されるのか、歴史ファンの間でも期待が高まっている。
従来の将軍像を覆す「適当さ」への挑戦
城桧吏は、2018年の映画『万引き家族』で国内外の注目を集めて以来、着実にキャリアを積み重ねてきた。現代劇や青春ドラマでの活躍が目立つ彼にとって、将軍という重厚な歴史上の人物を演じることは、新たな演技の幅を開拓する挑戦となる。
特に今回、城桧吏が演じる家斉像は、従来の威厳に満ちた将軍像とは一線を画すようだ。関係者によると、演出からは「家斉は適当で、老中・松平定信の話を聞かない、めんどくさそうな態度を取る」といった具体的な指導があったという。これは、若くして将軍職に就き、長期政権を維持する中で、政務への姿勢や内面に変化が生じていく過程を丁寧に描くためのアプローチと見られる。
ドラマでは、家斉が老中・松平定信と共に財政再建や風紀改善に取り組む若き日々の姿から、時代の波や内外情勢の変化によって政務への姿勢が変容していく複雑な過程が描かれる予定だ。城桧吏は、この若き将軍が抱える葛藤や成長、そして多産という側面も持つ複雑な内面を、繊細かつ大胆に表現することに挑んでいる。
子役からの飛躍と歴史ドラマの重み
城桧吏は、子役時代からキャリアをスタートさせ、2022年に俳優業に専念するためにダンスグループを卒業。その後、映画での初主演やNetflixシリーズ『イクサガミ』など、国際的な視野を持つ作品にも積極的に参加し、その実力を磨いてきた。
2025年は、彼にとって本格的な歴史ドラマへの挑戦が相次ぐ年となった。特に大河ドラマという国民的な舞台で、徳川家斉という長期政権を担った大人物を演じることは、単なるキャリアアップ以上の意味を持つ。重厚な歴史背景を持つ役柄を通じて、現代劇とは異なるセリフ回しや所作、そして時代を背負う精神的な重みを体得することは、俳優としての深みを増す上で不可欠だ。
撮影現場の温かい雰囲気の中で、城桧吏は役柄に深くのめり込みながら、一国の指導者としての責任と、人間としての複雑さを併せ持つ家斉を描き出そうとしている。
江戸後期の華やかさと、その裏に潜む政治的な駆け引き、そして史上最多の子をもうけた家斉の人生。若き実力派俳優・城桧吏が、この巨大な歴史的人物にいかに命を吹き込むのか。『べらぼう』での彼の演技は、今後の日本俳優界における新たな潮流を示すものとして、大きな注目を集めることとなるだろう。
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