ジム・キャリー、引退説を乗り越え完全復活!『マスク』続編への意欲と最新作での怪演を追う
ニュース要約: 俳優ジム・キャリーが「引退説」を経てハリウッドの最前線に帰還。映画『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』での一人二役の怪演や、出世作『マスク』続編への前向きな姿勢、さらには新作実写映画への出演交渉など、64歳を迎えてなお進化し続ける「コメディ界の王」の現在地を詳しく報じます。
【ロサンゼルス=共同】
かつて「コメディ界の王」として君臨し、数々の伝説を残してきた俳優ジム・キャリーが、今、再びハリウッドの最前線へと舞い戻っている。
2022年に突如として報じられた「引退説」から約4年。沈黙を破った稀代の天才は、2024年末公開の映画『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』での怪演を皮切りに、次々と新たなプロジェクトへの意欲を見せている。現在64歳を迎えた彼が、なぜ今再びカメラの前に立つことを選んだのか。そして、世界が熱望する『マスク』続編の可能性はどこにあるのか。変幻自在のコメディアンの「今」を追った。
「引退」ではなく「エネルギーの充填」
2022年、プロモーション活動の中で「私は十分にやった」「静かな生活を愛している」と語り、俳優業からの離脱を示唆したジム・キャリー。当時、彼のブレントウッドの邸宅売却なども報じられ、ファンや映画関係者の間には「本当にこのまま銀幕を去るのか」という動揺が広がった。
しかし、2026年3月現在の彼は、かつての懸念を払拭するような精力的な姿勢を見せている。直近のインタビューで彼は、当時の発言について「短期間の引退もアリだと思っていた」と冗談交じりに振り返りつつ、実際には引退ではなく、瞑想や内省を中心とした「長期的な休暇」であったことを明かしている。復帰の理由については「天才役を演じられるチャンスがあったから」「(買い物をしすぎて)お金が必要になったからさ」と彼らしいジョークを飛ばすが、その瞳には再び表現者としての情熱が宿っている。
最新作『ソニック』で見せた「一人二役」の狂気
その復活を象徴するのが、世界的大ヒットシリーズの第3弾『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』だ。本作でジム・キャリーは、シリーズお馴染みの宿敵ドクター・ロボトニックに加え、その祖父であるジェラルド・ロボトニックという一人二役を熱演。特殊メイクを駆使した怪演は、1990年代に世界を熱狂させた「ゴム顔の男(ラバー・フェイス)」の健在を証明した。
現場での彼は「現役と引退を行き来する」という独自のスタンスを公言しており、作品ごとに全エネルギーを注ぎ込み、終われば再び静かな生活に戻るというスタイルを確立したようだ。この柔軟な働き方が、60代を迎えた彼に新たな創造性をもたらしている。
『マスク』続編への期待と、新たな挑戦
ファンの間で最も関心が高いのは、1994年の出世作『マスク』の続編やリブートの行方だ。キャリー自身は「正しいアイデア、つまりクリエイティブな必然性があれば、再びあの緑のマスクを被る準備はできている」と前向きな姿勢を崩していない。共演者のキャメロン・ディアスも、彼の復帰を条件に出演への意欲を語っており、スタジオ側との交渉が注目されている。
また、現在進行中のプロジェクトとして、1960年代の人気アニメ『宇宙家族ジェットソン』の実写映画化への出演交渉が進んでいることも確認された。監督は『ジュラシック・ワールド』のコリン・トレボロウが務めるとされており、キャリーが持つ類まれな身体的表現力が、再びSFコメディの世界で爆発することが期待されている。
一方で、かつてのような「コメディ映画一変倒」の時代ではないことも彼は自覚している。SNS時代を予見したとされる『トゥルーマン・ショー』が再評価される昨今、彼は自身の小説執筆を通じて人生の意味を探求するなど、内省的なアプローチも深めている。
コメディ界のレジェンドが示す「次なる地平」
かつてジム・キャリーの影響を受けた若手芸人や俳優は数知れず、日本でもその独特な「しつこさ」や「狂気」を彷彿とさせる芸風が今なお支持されている。しかし、彼自身は過去の栄光に固執していない。「作品と作品の間でしっかりと休み、自分自身に戻る。それが今の私にとって最も重要なことだ」という言葉通り、今の彼はハリウッドのシステムに縛られることなく、自らの意志で役を選び取っている。
2026年2月にはフランスのセザール賞でのトピックも報じられるなど、その一挙手一投足が世界的な注目を集め続けるジム・キャリー。引退説という名の「長い週末」を終えた彼が、次にどのような笑いと驚きを届けてくれるのか。稀代の天才のストーリーは、まだ終わることを知らない。
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