稲垣来泉、子役の殻を破る!『アンサンブル』から大河『べらぼう』へ、14歳の現在地
ニュース要約: 女優・稲垣来泉(14歳)が子役から若手女優へと躍進を遂げている。研音への移籍を経て、彼女は『アンサンブル』で存在感を発揮し、2025年大河ドラマ『べらぼう』への出演も決定。学業と両立しながら「どんな人にもなれる女優」を目指す、その確かなキャリアと今後の展望を深掘りする。
演技の幅を広げる14歳、稲垣来泉の現在地:子役から若手女優へ、大河・連ドラで輝く才能
女優・稲垣来泉(いながき くるみ、14歳)の躍進が止まらない。2025年を迎え、彼女は子役時代の愛らしさから脱皮し、若手女優として確固たる地位を築きつつある。特に2025年冬クールに放送された日本テレビ系土曜ドラマ『アンサンブル』での好演や、2025年大河ドラマ『べらぼう』への出演決定など、その活動は多岐にわたり、視聴者からの期待値は高まるばかりだ。
本稿では、子役時代からの確かなキャリアを背景に、今、女優として自立を目指す稲垣来泉の「現在地」と、多忙な私生活、そして今後の展望について深掘りする。
確かなキャリアと研音への移籍:女優としての自覚
稲垣来泉は2011年生まれ。1歳の頃から芸能活動を開始し、4歳で本格的にデビューを果たした。彼女の存在が広く認知されたのは、2019年放送のドラマ『TWO WEEKS』で物語の鍵を握る難病の少女・青柳はなを演じた時だろう。また、2022年にはNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインの幼少期を演じ、その高い表現力と安定した演技力は早くから注目を集めていた。
大きな転機となったのは、2023年の大手芸能事務所・研音への移籍だ。これにより、彼女は「子役」という枠を超え、「女優」としての自覚を強く持つようになった。移籍後すぐにBS松竹東急のドラマ『カメラ、はじめてもいいですか?』で主演を務めたほか、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』や『トリリオンゲーム』といった話題作にも立て続けに出演。着実にキャリアを積み重ね、演技の幅を広げてきたことが窺える。
2025年最新出演作:『アンサンブル』での存在感
2025年の幕開けとともに、稲垣来泉は再びドラマ界の注目を浴びている。最新出演作である日本テレビ系土曜ドラマ『アンサンブル』(2025年1月18日~3月22日放送)では、主演の川口春奈を支える重要なサポート役「宇井咲良」を演じた。
このリーガルラブストーリーの中で、彼女の演じる宇井咲良は、明るさと切なさを併せ持つドラマの雰囲気に深く溶け込み、視聴者からは「安定した演技で物語に深みを与えている」と好評を得た。SNS上でも稲垣来泉の演技力に対する言及が増加しており、彼女が若手ながらも作品のクオリティを支える重要な一員となっていることが示される結果となった。
さらに、2025年放送予定のNHK大河ドラマ『べらぼう』では、女郎見習い・かをり(のちの花魁・誰袖)役という、これまでにないシリアスな役柄に挑戦しており、その役作りへの期待も高まっている。また、ファッション誌『nicola』の専属モデル「ニコモ」としても活動するなど、表現者としての活動領域を広げている。
学業と芸能の両立:中学生としての多忙な日々
現在中学2年生の稲垣来泉は、多忙を極める芸能活動と学業を両立させている。彼女はインタビューで「どちらも楽しいから大変ではない」と語るが、その裏では周到な努力が見て取れる。
学校では吹奏楽部に所属し、コンクールにも参加。運動会や修学旅行といった学校行事も全て参加するなど、女優業と学生生活の双方に真剣に向き合っている。クラスメートは彼女を特別扱いせず、一人の友人として接してくれているため、のびのびと学生生活を送れているという。
学業面では、国語と英語が得意科目である一方、計算が苦手で数字に弱いといった意外な一面も明かしている。テスト前にはノートに工夫を凝らしたグラフを作成したり、お菓子を食べて気分転換を図ったりするなど、多忙な中でも効率的な勉強法を模索している。彼女のこうした努力は、プロフェッショナルとしての自覚と、学生としての日常を大切にする姿勢の表れと言えるだろう。
目指すは「どんな人にもなれる女優」
今後の活動展望について、稲垣来泉は「どんな役も演じられて、どんな人にもなれる、いろんな雰囲気を出せるような女優さんになりたい」と強い抱負を述べている。目標とする女優として吉川愛の名を挙げ、キラキラとした恋愛系の役柄から、影のある複雑な役柄まで、幅広い表現力を身につけたいと意欲的だ。
子役時代から培われた確かな基礎力と、研音移籍後の女優としての自覚が、彼女を次なるステージへと押し上げている。2025年のドラマ、大河、モデル活動を通じて、稲垣来泉は間違いなく日本エンターテインメント界の未来を担うキーパーソンの一人となるだろう。その成長と変貌から、今後も目が離せない。