「性別はない」井手上漠が六本木のラウンジへ、異例の“役作り”と表現者としての深化
ニュース要約: ジェンダーレスモデルとして知られる井手上漠が、俳優としての表現力を磨くため、六本木のラウンジで「役作り」を開始。事務所も認めるこの挑戦は、従来の枠組みを問い直す彼の哲学の延長線上にあります。2026年、美容家やモデルとしても活躍の幅を広げる彼が、カテゴリーに縛られない新たな表現者として切り拓く新境地に迫ります。
「性別はない」――井手上漠が挑む新境地、六本木のラウンジで見せる“役作り”の深淵
【2026年2月3日 東京】
かつて「可愛すぎるジュノンボーイ」として彗星のごとく現れた井手上漠(23)が、いま、表現者としてかつてない転換期を迎えている。ジェンダーレスモデル、タレント、そしてメイクアップアーティストとして多角的に活動する井手上が、2026年に入り、東京・六本木のラウンジ店に「出勤」するという、芸能界でも異例の「役作り」を開始したことが明らかになった。
「普通」という枠組みを問い続けてきた若きアイコンは、どこへ向かおうとしているのか。その現在地を追った。
■「役作り」としての六本木――事務所も認めるプロ意識
2月2日までに判明した情報によると、井手上は現在、港区・六本木のラウンジ店にキャストとして籍を置いている。これを単なる夜の街への転身と捉えるのは早計だ。所属事務所であるディスカバリー・ネクストは、この活動を「俳優としての表現領域を広げるための徹底した役作り」と明確に定義している。
23歳という若さで、夜の世界という特有の人間模様が交錯する場に身を置く決断をした背景には、近年増加している俳優としての活動が影響している。直近では、2026年1月に日本青年館ホールで上演された舞台『セラピーゲーム』にあすか役として出演し、繊細な演技で好評を博したばかり。事務所側も「井手上のプロ意識の高さが生んだ新たな挑戦」と、その姿勢を高く評価している。
■「性別はない」という哲学の深化
井手上の活動の根幹にあるのは、一貫して掲げている「性別はない」というアイデンティティだ。小学5年生の頃から感じていたという性別への違和感。それをネガティブなものとして隠すのではなく、2021年のフォトエッセイ『normal?』で綴ったように、「普通とは何か」を社会に問い直すエネルギーへと変えてきた。
現在、多くのメディアで「ジェンダーレス」として紹介される井手上だが、本人の意識はさらにその先にある。特定のラベルに当てはめられることを拒否し、「私という一人の人間」として存在すること。この揺るぎないスタンスが、Z世代を中心とした若者たちから「ダイバーシティ(多様性)の象徴」として圧倒的な支持を集める理由だ。
2023年に取得した国際メイクアップアーティスト検定1級の資格も、その哲学を具現化する武器となっている。自身のYouTubeチャンネルでは、美容知識を惜しみなく披露し、「男性にする女性的メイク」など、既成概念を打ち破る美のあり方を提唱。単なるタレントの枠を超えた「美容家」としての顔も、2026年の彼を形作る重要な要素となっている。
■2026年、さらなるランウェイと表現の場へ
モデルとしての歩みも止まらない。2026年4月5日に開催される「KANSAI COLLECTION 2026 SPRING&SUMMER」へのゲストモデル出演が既に決定している。第30回の記念開催となる同イベントのランウェイで、白間美瑠ら人気タレントとともに、最新のジェンダーレスな装いを披露する予定だ。
自身がプロデュースするブランド「BAAKU(バーク)」においても、「常に自然体で自分らしく」という哲学を反映。SNSではミニスカートを履きこなすオフショットが度々話題となるが、それらは決して奇をてらったものではなく、井手上にとっては日常の延長線上にある美の表現に過ぎない。
■「認め合う」社会への架け橋として
井手上の発信で印象的なのは、「理解されなくてもいい、認め合えばいい」という言葉だ。多様性が叫ばれる現代において、対立ではなく「調和」を重んじる彼の姿勢は、非常に現代的だと言える。「無関心であっても、存在を否定しないこと」。そのフラットな視点が、複雑化するジェンダー論争に一つの解を示している。
所属事務所のディスカバリー・ネクストに所属して以来、橋本環奈を筆頭とする強力な布陣に支えられ、着実にキャリアを積み重ねてきた。ラウンジでの「役作り」という新たな試みが、今後のドラマや映画出演にどのように還元されるのか。
2026年、井手上漠は「ジェンダーレス」という言葉さえも過去のものにしようとしている。カテゴリーに縛られない一人の表現者として、彼が切り拓く新境地は、停滞する日本のエンターテインメント界に風穴を開けるに違いない。
参考情報源
関連コンテンツ
マイニュースへ
あなた専用のニュースレポートをチェックしましょう