南部広美氏が「セッション」降板、13年のマイクに幕。療養専念へリスナーから惜しむ声
ニュース要約: TBSラジオ『荻上チキ・Session』のパーソナリティを13年間務めた南部広美氏が、体調不良による療養のため2026年3月20日をもって正式に降板。2013年の番組開始から荻上チキ氏と共に歩んだ名コンビの終焉に「南部ロス」が広がっています。現在は全レギュラー番組を離れ治療を最優先しており、多くのファンが復帰を待ち望んでいます。
【解説】南部広美氏が「セッション」降板、13年のマイクに幕 療養専念へリスナーから惜しむ声
【2026年3月21日 東京】
TBSラジオの報道番組『荻上チキ・Session』で、13年間にわたりパーソナリティの荻上チキ氏と共に番組の顔を務めてきたフリーアナウンサーの南部広美氏が、2026年3月20日の放送をもって正式に番組を降板することが発表された。長引く体調不良による療養に専念するための決断で、ラジオ界を代表する名コンビの終焉に、リスナーの間では「南部ロス」が広がっている。
昨年12月からの欠席、苦渋の決断
南部広美氏は、2025年12月末から体調不良を理由に同番組への出演を見合わせていた。当初は一時的な休養とみられていたが、治療が長期化し、番組側と協議を重ねた結果、区切りとなる3月末での降板が決まったという。
20日の放送では、長年パートナーを務めてきた荻上チキ氏が、2013年の番組開始(当時は『Session-22』)以来の歩みを振り返った。南部氏の病名や具体的な病状についてはプライバシー保護の観点から非公表とされているが、荻上氏は「13年間、共にニュースを伝えてきたかけがえのないパートナー。今はしっかりと静養してほしい」と、断腸の思いを語った。
「知る、わかる、動かす」を体現した専門性
南部広美氏は1970年生まれ、岩手県花巻市出身。そのキャリアは多岐にわたる。19歳でイベント司会やゲレンデDJとしてキャリアをスタートさせた後、ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)で株式市況や経済ニュースを担当。その後、J-WAVEのニュースアナウンサーを7年間務めるなど、報道の第一線で「声」の専門性を磨いてきた。
30代でのロンドン生活を経て、2011年の東日本大震災を機に地元・岩手へ帰郷。その後、TBSラジオ『柳瀬博一・Terminal』への出演をきっかけにフリーとしての活動を本格化させた。2013年に始まった『荻上チキ・Session』では、複雑な社会問題や政治課題を分かりやすく解説する番組のコンセプト「知る→わかる→動かす」を、その温かみのある声と鋭い視点で支え続けてきた。
リスナーに愛された「南部さんの存在感」
『荻上チキ・Session』における南部氏の役割は、単なるアシスタントの枠に留まらなかった。硬くなりがちなニュース番組において、リスナーと同じ目線に立ち、時に鋭く、時に優しく論点を整理する彼女のスタイルは、多くのファンを惹きつけた。
インターネット上のレビューやSNS(旧Twitter)では、「南部さんがいるからこそ、難しい社会問題にも向き合えた」「彼女の声を聞くのが毎日の習慣だった」といった投稿が相次いでいる。また、「プレ金ナイト」など他の出演番組でも降板が報じられており、メディア出演を全面的に停止して療養に入る彼女への復帰を願う声は絶えない。
欠かせない「報道の担い手」の不在
現在、南部氏の公式SNSやブログを通じた直接の発信はなく、近況については番組公式Xなどが唯一の情報源となっている。復帰の時期についても「未定」とされており、現時点では全てのレギュラー番組を離れ、治療を最優先する形となる。
経済ニュースから参院選の開票特番まで、幅広い現場をこなしてきた南部広美氏。彼女の不在は、TBSラジオのみならず、日本のラジオ報道における一つの大きな曲がり角といえるだろう。13年間にわたりマイクの前で真実を伝え続けてきたその響きが、再びラジオを通して届けられる日を、多くのリスナーが待ち望んでいる。
(取材・文:報道部)
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