東野圭吾『雪煙チェイス』NHKで待望のドラマ化!細田佳央太×ムロツヨシが野沢温泉で緊迫のスノーチェイス
ニュース要約: 東野圭吾の人気小説『雪煙チェイス』が、細田佳央太とムロツヨシのダブル主演でNHKスペシャルドラマ化。2026年正月に2夜連続放送されます。野沢温泉スキー場での3年越しのロケが実現し、冤罪を晴らそうとする大学生と刑事が織りなす雪山での緊迫した追走劇をリアルに再現。実写化を記念した新装版の発売や特集番組の放送も決定し、冬の大きな話題となっています。
東野圭吾「雪煙チェイス」、三年越しの映像化で再び注目集まる―野沢温泉を舞台にした緊迫のスノーチェイス
【東京】 推理小説界の巨匠・東野圭吾氏が描く「雪山シリーズ」の最新映像化作品として、2026年1月2日・3日にNHK総合で放送予定のスペシャルドラマ「雪煙チェイス」が、放送直前の今、書店や映像業界で大きな話題を呼んでいる。細田佳央太氏とムロツヨシ氏のダブル主演という豪華キャスティングに加え、長野県野沢温泉スキー場での三年がかりのロケーション撮影が実現したことで、原作ファンからの期待は高まる一方だ。
冤罪と雪山、二つの「追走」が交錯する物語
「雪煙チェイス」は、開明大学経済学部四年生の脇坂竜実が、アルバイト先で発生した強盗殺人事件の容疑者として疑われることから物語が始まる。推定犯行時刻、脇坂は遠方の新月高原スキー場にいたものの、一人で行動していたため証言者がおらず、アリバイが立証できない。唯一の希望は、その日スキー場で偶然出会った「正体不明の美人スノーボーダー」だけだ。
脇坂は友人の波川省吾とともに、彼女がホームゲレンデと名乗った里沢温泉スキー場へ向かう。一方、東京では所轄署と警視庁本部が関わる特別捜査本部が設置され、所轄の刑事・小杉敦彦らも極秘で里沢温泉スキー場に潜入。広大な雪山を舞台に、冤罪を晴らそうとする大学生と、容疑者を追う刑事たちによる緊迫のチェイス劇が展開される。
物語の舞台となる里沢温泉スキー場は、長野県の野沢温泉スキー場をモデルにしており、上ノ平ゲレンデや日影のカベといった実在のコースが詳細に描写されている。東野圭吾氏の雪山シリーズ全体で用いられるこのモデルは、ゲレンデの地形やコースをリアルに再現することで、読者にスキー場の臨場感を伝えることに成功している。
雪山シリーズ第三弾、実写化への期待
「雪煙チェイス」は、東野圭吾氏のいわゆる「雪山シリーズ」の一作として位置づけられる。同シリーズでは、過去にテレビ朝日系でドラマ化された「白銀ジャック」、実写映画化された「疾風ロンド」が既に映像化されており、本作は第三弾となる。スノーボードやスキー場を舞台にしたチェイス劇という特色が強く、ウィンタースポーツ文化が物語に深く関わる点が特徴だ。
今回のNHKによるドラマ化では、2025年2月から3月にかけて野沢温泉村で実際に撮影が行われた。長坂センターハウスには原作者や出演者のサイン入りスノーボードなどの展示ブースが設置され、地元でも大きな話題となった。演出を手がけるのは一色隆士氏と船谷純矢氏、プロデューサーは加地源一郎氏と吉崎秀一氏が務める。
キャストには、主演の細田佳央太氏、ムロツヨシ氏のほか、おかみ役に仲間由紀恵氏、さらに小林涼子氏、高田夏帆氏、吉田健悟氏らが名を連ねる。東京パートでは吉田鋼太郎氏、八嶋智人氏、白洲迅氏らベテラン俳優が警察内部の権力争いを演じる。
冬シーズンに合わせた書店展開、再ブームの兆し
ドラマ化発表を受けて、実業之日本社から刊行される「雪煙チェイス 新装版」(文庫、924円税込)は、ドラマのメインビジュアル付き特製帯を巻いて12月上旬から全国書店で展開されている。冬のスキーシーズンにマッチした特設コーナーが各地で設置され、ベストセラー復活の布石となっている。
書評サイトやブログでは、「雪山を滑る様に軽い」という感想が寄せられるなど、スキー場シーンの疾走感と臨場感を評価する声が多い。東野圭吾氏の作品群の中でも、実在スキー場を基にしたリアリティが際立つ作品として、改めて注目を集めている。
12月20日特集放送、予告編も公開
NHKは12月3日に完成披露試写会見を開催し、予告編も公開された。さらに12月20日放送の「土スタ」では特集が組まれ、出演者たちが雪山撮影の苦労や作品への思いを語る予定だ。細田佳央太氏は会見で「三年越しのロケで雪山の厳しさを実感した。原作の緊迫感を映像で表現できたと思う」と語り、ムロツヨシ氏も「刑事と容疑者のチェイスだけでなく、警察内部の駆け引きも見どころ」とアピールした。
放送は2026年1月2日(金)と3日(土)の両日、午後10時から午後11時13分まで。NHK総合とBSプレミアム4Kで前後編2夜連続で放送され、NHKプラスでは同時配信および見逃し配信も予定されている。正月休みの視聴者を釘付けにする、予測不能のチェイスサスペンスとなりそうだ。
東野圭吾氏の雪山シリーズが、再び冬の風物詩として日本中を駆け巡る。白銀の世界で繰り広げられる人間ドラマは、2025年の冬を熱くする一大エンターテインメントとなるだろう。
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