2025年12月23日、今年も残すところあとわずかとなりました。本日の日本国内および国際ニュースは、エンターテインメント界の大きな転換期から、冬の夜空を彩る天体ショー、そして経済・社会のシビアな動向まで、多岐にわたるトピックが並んでいます。
エンタメ界の再編と新たな門出
芸能界では、将来を見据えた「決断」のニュースが相次いでいます。元Hey! Say! JUMPの中島裕翔さんと女優の新木優子さんに半同棲と結婚秒読みの報道が飛び出し、キャリアの節目でのゴールインに注目が集まっています[2]。また、日本テレビの「ポスト水卜」として活躍した岩田絵里奈アナウンサーが来年3月の退社とフリー転身を発表[35]。一方で、元AKB48の横山結衣さんは「相馬結衣」への改名を発表し、舞台女優としての覚悟を新たにしています[31]。
ドラマ界では、草彅剛さん主演の『終幕のロンド』が完結し、孤独死という重いテーマを扱った名作として高い評価を得ました[11]。来年1月からは、篠原涼子さんとSixTONESのジェシーさんが共演する衝撃のサスペンス『パンチドランク・ウーマン』が控えており、真面目な刑務官が悪女へと変貌する物語が早くも話題です[22]。さらに2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟！』では、浜辺美波さんが北政所（寧々）を演じることが決定し、若き実力派の抜擢に期待が膨らみます[29]。
一方で、長年親しまれた番組との別れも。TBSの「クレイジージャーニー」が来年3月で約10年の歴史に幕を閉じることが判明しました。円安による海外ロケ費用の高騰などが影響した模様です[20]。また、放送13年目を迎えた「月曜から夜ふかし」の独自の手法が改めて分析されるなど、長寿番組の在り方にも注目が集まっています[18]。
社会・経済の激動と警鐘
経済面では、企業の先行きを左右する深刻なニュースが飛び込んできました。FPGの株価が、不動産小口化商品の節税メリットを消失させる税制改正案を受けてストップ安まで急落[9]。楽天カードも消費税の解釈を巡り、東京国税局から42億円の追徴課税を受け、現在も対立が続いています[34]。また、中国の美的集団がAIと脱炭素に500億円を投じ、家電メーカーから次世代技術リーダーへの転換を加速させている点は注視すべき動きです[12]。
社会ニュースでは、静岡県長泉町で80代夫婦が拘束され1000万円が奪われる強盗事件が発生。犯行の冷酷さから「闇バイト」の関与が疑われ、警察が3人組の男を追っています[15]。政治分野では、「官邸の守護神」と呼ばれた杉田和博元内閣官房副長官が84歳で死去し、その強大な権力行使の功罪が改めて議論されています[10]。また、女優の広末涼子さんは、時速185キロという驚愕の速度による追突事故で略式起訴され、芸能界のコンプライアンスの在り方が問われています[30]。
海外では、米俳優ジェームズ・ランソン氏の46歳での急逝が報じられました。自宅で自ら命を絶ったとされ、業界内には深い悲しみが広がっています[3]。
冬の風物詩と期待される新展開
スポーツ界では、全日本フィギュアスケート選手権で櫛田育良選手がアイスダンス銀メダルを獲得。シングルとの「二刀流」という新境地を切り拓き、ミラノ五輪への期待が高まっています[17]。また、高校バスケの「ウインターカップ2025」が開幕し、亡き名将の遺志を継ぐ桜花学園の女王奪還に注目です[28]。さらに、メジャー移籍最終局面にある読売ジャイアンツの岡本和真選手には、140億円規模の大型契約の可能性が浮上しています[23]。
身近な楽しみも欠かせません。12月23日未明には「こぐま座流星群」が極大を迎えます。今年は新月直後で観測条件が最高とのこと、防寒を万全にして空を仰ぎたいものです[4]。また、争奪戦必至の「山崎ハイボール缶」や「パペットスンスン」の一番くじ、ユニクロ×ポケモン30周年コラボなど、年末を彩る限定アイテムが目白押しです[6][25][33]。
最後にグルメの話題。神奈川県厚木市で60年愛される「厚木ラオシャン」が注目を浴びています。透明なスープに酸味が効いた「究極のシンプル麺」は、忙しい年末の身体に染み渡る一杯となるでしょう[1]。
変化の激しい2025年も残りわずか。これらのニュースが、皆様のこれからの指針になれば幸いです。
函館の輝く冬：光の祭典・イカブランドと市政「選択と集中」の未来図
ニュース要約: 2025年冬、函館市は「世界三大夜景」と五稜郭の光の祭典、イカブランド再構築を柱とする観光戦略を展開。同時に、高齢化社会を見据え、厳しい財政下で市民生活基盤強化のため「選択と集中」の予算編成を推進している。観光振興と財政規律の両立が、持続可能な地域社会実現の鍵となる。
函館、冬の「選択と集中」戦略：光の演出と財政規律で地域経済の持続可能性を探る
2025年師走、観光と市政の両輪で未来図を描く
2025年12月、北海道南部の中心都市である函館市は、厳しい冬の寒さの中、地域経済の活性化と市政運営の持続可能性という二つの重要な課題に直面している。観光面では、澄んだ空気の中で輝きを増す「世界三大夜景」函館山からの眺望を主軸に、歴史的遺産と最新の光の技術を融合させた冬期集客戦略を展開。一方、函館市議会では、高齢化社会を見据えた「選択と集中」の予算編成方針が掲げられ、市民生活の基盤強化に向けた議論が熱を帯びている。
観光戦略：歴史的遺産と融合する光の祭典
冬の函館観光の目玉は、何と言っても光の演出である。ベイエリアを彩る「はこだてクリスマスファンタジー」は、巨大なツリーの点灯と毎晩の花火が、雪に包まれた街並みを幻想的な雰囲気に変える。観光客は温かいスープバーなどで冷えた体を温めながら、このロマンティックな風景を満喫している。
さらに、函館の歴史的シンボルである五稜郭公園では、冬季限定のイルミネーション「五稜星の夢（ほしのゆめ）」が開催されている。約2,000個の電球が五稜郭の星形の堀を縁取り、地上に巨大な光の星が浮かび上がる光景は圧巻だ。特に五稜郭タワーの展望台から見下ろす眺めは、冬の函館を象徴する風物詩として高い人気を誇る。
注目すべきは、2025年のイルミネーションが五稜郭裏門橋改修工事に伴い、一部点灯位置が変更されている点だ。これは、歴史的遺産の保全と観光資源としての活用を両立させようとする函館市の積極的な姿勢を示すものであり、冬の観光客動向に新たな視点を提供している。また、湯の川温泉の足湯や、周辺の大沼公園でのワカサギ釣りなど、光の演出に加えて「体験型」のアクティビティも充実しており、滞在日数の長期化に寄与している。
冬の味覚：イカブランドの再構築と経済効果
函館の冬の魅力は、美しい景色だけではない。冬の旬を迎えるスルメイカやヤリイカといった海産物も、地域経済を支える重要な柱だ。2025年の漁獲状況は安定しており、新鮮なイカが市場に豊富に流通している。
特に、星野リゾートのOMO5函館が開催する「冬のイカまつり」（2025年11月〜2026年3月）は、イカ飯をはじめとする約30品のイカ料理を提供するなど、地域ブランドの推進に一役買っている。老舗の味から洋風アレンジまで、イカをテーマにした食のイベントは、観光客に「冬の函館でしか味わえない体験」を提供し、高付加価値な消費を誘引する役割を担う。観光と食の連携強化は、地域産品の市場価格の維持向上にも繋がり、漁業関係者の安定収入に貢献することが期待される。
市政の焦点：財政規律と市民生活基盤の強化
一方、函館市の市政運営は、厳しい財政状況下での効率的な資源配分が求められている。2025年12月の市議会第4回定例会では、2025年度の各種補正予算案が主要な議案として審議されている。一般会計、港湾事業、病院事業、交通事業など、多岐にわたる補正予算は、市民生活の基盤を維持・向上させるための重要な施策に直結する。
特に、高齢化が進む函館市において、後期高齢者医療事業や病院事業への予算配分は、医療提供体制の強化に不可欠だ。市議会では、財源不足が指摘される中で「選択と集中」の予算編成方針が強調されており、重要度の高い施策、例えば在宅医療提供体制強化事業などへの重点配分が行われている。
条例改正案においても、幼保連携型認定こども園の設備・運営基準改正など、子育て支援と地域の生活環境整備に向けた具体的な対策が盛り込まれており、市民の生活の質（QOL）向上を目指す姿勢が明確だ。これらの議案審議は、今後の函館市の財政運営の方向性を示すものであり、市民の生活に多面的な影響を及ぼす。
持続可能な地域社会を目指して
函館市は今、観光による経済的活力を最大限に引き出しつつ、財政規律を厳格に守りながら、市民の福祉やインフラ維持に投資するという、複雑なバランスを要求されている。冬の函館の輝きは、単なるイルミネーションの美しさだけでなく、地域社会が持続可能な未来に向けて進む強い意志の象徴とも言えるだろう。観光客の誘致と市政の安定化、この両輪をいかに効果的に機能させるかが、函館市の今後の成長を決定づける鍵となる。