GLAY、30周年のその先へ――。全国ホールツアー開幕とイタリア・ヴェネツィア公演への挑戦
ニュース要約: デビュー30周年を迎えたGLAYが、全国ホールツアーを宇都宮から始動。ベストアルバムを冠した珠玉のセットリストでファンを魅了する中、6月には悲願のイタリア・ヴェネツィア公演も控えています。結成35周年に向け、国内外で進化を続ける彼らの最新活動と、世代を超えて再評価される音楽的魅力を凝縮して伝えます。
GLAY、30周年のその先へ――。全国ホールツアー開幕とイタリア・ヴェネツィア公演への挑戦
【2026年3月21日 経済・文化速報】
日本のロックシーンの頂点に立ち続けるバンド「GLAY」が、デビュー30周年という大きな節目を経て、さらなる進化を遂げようとしている。昨日3月20日、栃木県・宇都宮市文化会館にて初日を迎えた全国ホールツアー「HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2026 “GLAY-complete BEST”」は、超満員の観客を前に熱狂の渦の中で幕を開けた。
ベスト盤を冠した「完全体」のツアーがついに始動
今回のツアーは、2025年にリリースされたベストアルバム『HIGH COMMUNICATIONS』を携え、全国15カ所16公演を巡る規模となる。タイトルに「complete BEST」とある通り、1997年のミリオンセラー「HOWEVER」から、令和のロックナンバー「Dead Or Alive」まで、彼らの歩みを網羅したセットリストが期待されている。
昨夜の宇都宮公演では、「春を愛する人」や「SOUL LOVE」といった往年の名曲から、最新のライブ定番曲までが惜しみなく披露された。30年以上のキャリアを持ちながら、TERU(Vo.)の衰えを知らない歌声と、TAKURO(Gt.)、HISASHI(Gt.)、JIRO(Ba.)が織りなす盤石のバンドアンサンブルは、改めて「ライブバンド・GLAY」の健在ぶりを証明した形だ。
ヴェネツィア公演と35周年への布石
GLAYの勢いは国内に留まらない。2026年のハイライトとして注目されているのが、6月に予定されているイタリア・ヴェネツィアでのスペシャルライブ「HAPPY SWING 30th Anniversary GLAY SPECIAL LIVE We...」である。これはボーカルのTERUが10年以上前から構想し、ファンに公言してきた「約束の地」でのパフォーマンスだ。メンバー自ら「未来のGLAYに全く不安がない」と語る通り、海外公演という大きな挑戦が、結成35周年へと向かう彼らの新たなクリエイティビティの源泉となっている。
また、7月末から8月にかけては幕張メッセでのファンクラブ限定ライブも控えており、ファンとの絆を何よりも大切にする彼ららしいスケジュールが組まれている。
配信時代に再評価される「GLAY・サウンド」
現代の音楽市場において、GLAYの影響力はCDセールスの時代を超え、デジタルプラットフォームでも際立っている。SpotifyやYouTubeでは「Winter,again」や「誘惑」といった90年代のヒット曲が数千万回の再生を記録。かつてのファンである40代だけでなく、SNSを通じて彼らの楽曲に触れた10代・20代の間でも、その普遍的なメロディラインが再評価されているのだ。
最新シングル「Dead Or Alive」で見せた攻撃的なロックサウンドは、単なる懐古趣味に終わらない、常に最新の音楽を提示し続けるバンドの姿勢を象徴している。現在、リーダーのTAKUROは既に次なるフルアルバムの制作において、作詞・作曲のプロセスを完了し、アレンジの最終段階に入っているという。
チケット争奪戦とデジタルアーカイブの充実
今回のホールツアーは、ライブハウスやアリーナ、ドームとは異なる「距離感の近さ」が魅力ということもあり、チケットの倍率は極めて高く推移している。GLAY MOBILE会員やファンクラブ「HAPPY SWING」での先行予約には申し込みが殺到し、今後の一般販売でも激しい争奪戦が予想される。
会場に足を運べないファンのために、デジタルアーカイブも充実の一途をたどっている。U-NEXTでは最新の30周年特番や過去の貴重なライブ映像が独占配信されているほか、Amazon Prime Videoでも歴史的なドーム公演がラインナップに加わっている。特に、伝説となった1999年の「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」の映像配信は、当時の熱狂を知る世代から熱い視線を集めている。
変わらぬ4人の絆
「4人で音楽を作るのが楽しい」――。インタビューなどでメンバーが異口同音に語るこの言葉こそが、いくつもの危機を乗り越えてきた彼らの強さの真髄だろう。JIROのソロプロジェクト「CONTRASTZ」の開始やHISASHIの幅広い活動など、個々の音楽活動が充実しているからこそ、4人が集まった時の「GLAY」という存在はより巨大な輝きを放つ。
宇都宮から始まったこの航海は、5月25日・26日の東京ガーデンシアターでのファイナル、そして海を越えたヴェネツィア、幕張へと続いていく。2026年、GLAYが見せる景色は、日本のロックシーンに新たな伝説を刻むことになるだろう。
(文:メディア記者/2026年3月21日)
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