【ACL2】ガンバ大阪がドローで望みつなぐ!名和田我空の劇的弾でタイ強豪と1-1、準決勝進出へ敵地決戦へ
ニュース要約: AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝1stレグにて、ガンバ大阪はタイのラーチャブリーFCと1-1で引き分けました。先制を許す苦しい展開の中、後半84分に若手の名和田我空が劇的な同点ゴールを決め、ホームで貴重なドローを勝ち取りました。グループステージで圧倒的な強さを見せたガンバは、アジア制覇とACLE出場権獲得を目指し、3月11日の敵地での2ndレグに運命を託します。
【アジアの頂へ】ガンバ大阪、ACL2準々決勝1stレグはドロー 名和田の劇的弾でタイの強豪相手に望みつなぐ
【2026年3月5日 大阪】
かつてアジアを震撼させた「攻撃サッカー」の伝統が、再び大陸の舞台で花開こうとしている。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)の準々決勝1stレグが4日、市立吹田サッカースタジアムで行われ、ガンバ大阪はタイのラーチャブリーFCと1-1で引き分けた。ホームでの勝利こそ逃したものの、終盤に粘り強さを見せ、敵地での2ndレグに準決勝進出の望みをつないだ。
■土壇場の同点劇、若き才能が救世主に
冷たい雨が落ちる吹田の夜、スタジアムは一時、静まり返った。グループステージを6戦全勝という圧倒的な成績で首位通過し、ラウンド16では韓国の名門・浦項スティーラーズを撃破して勢いに乗るガンバ大阪だったが、この日はラーチャブリーFCの組織的な守備と鋭いカウンターに苦戦を強いられた。
試合が動いたのは後半だった。一瞬の隙を突かれ先制を許す展開に、ホームのサポーターからは焦燥感も漂い始める。しかし、ドラマは84分に待っていた。ゴール前の混戦から、期待の若手、名和田我空が執念の同点ゴールを叩き込む。この劇的な一撃でスタジアムのボルテージは最高潮に達し、試合はそのままタイムアップ。敗色濃厚な展開から引き分けに持ち込んだ価値あるドローとなった。
■「アジアの古豪」から「新時代の覇者」へ
ガンバ大阪にとって、今回参戦しているACL2(AFCチャンピオンズリーグ2)は、単なる国際大会以上の意味を持つ。クラブ史上初の舞台であると同時に、2021年以来4年ぶりとなるアジア・カップ戦への復帰戦だ。
振り返れば2008年、ガンバ大阪は旧AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制し、アジア王者として世界にその名を知らしめた。当時の西野朗監督の下、遠藤保仁(現コーチ)らを擁してアウェー6戦全勝という前代未聞の快挙を達成したことは、今も日本サッカー界の伝説として語り継がれている。
その後、J2降格などの苦難を経験したが、2024年シーズンのJ1リーグで4位に食い込み、天皇杯の結果に伴う繰り上げでこの切符を掴み取った。かつての栄光を知る東口順昭や、守備の要である中谷進之介といったベテランと、名和田のような新星が融合した現在のチームは、再びアジアでのプレゼンスを取り戻しつつある。
■敵地での2ndレグ、鍵を握る「相性」
次戦、3月11日にタイのラーチャブリー・スタジアムで行われる2ndレグは、まさに「生き残りをかけた一戦」となる。ACL2の規定により、準決勝に進むためには勝利が絶対条件だ(アウェーゴールルールの有無によるが、勝利が最も確実な道だ)。
楽観視はできないが、データはガンバ大阪の背中を押している。両チームは今大会のグループステージ(グループF)でも対戦しており、ガンバ大阪はホーム、アウェーともに2-0で勝利している。高温多湿なタイ特有の環境への適応は課題だが、グループリーグを5勝0敗、14得点2失点という「無双」状態で駆け抜けた圧倒的な攻撃力は、相手にとって最大の脅威だろう。
■ACL2制覇の先にある、さらなる高み
今大会で優勝を果たせば、翌シーズンのアジア最高峰の舞台「ACLエリート(ACLE)」への出場権が与えられる。今シーズンのガンバ大阪の躍進は、かつて日本勢がアジアを席巻した「黄金時代」の再来を予感させるものだ。
「アジアにガンバあり」——。その言葉を再び確信させるために。名和田の同点弾で繋いだ「青と黒」のタスキは、来週、微笑みの国・タイで運命の決戦に挑む。
(取材・文:スポーツ部 アジアサッカー担当)
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