2026年F1日本GPが鈴鹿で開幕!角田裕毅とホンダの魂が「聖地」で挑む新たな伝説
ニュース要約: 2026年F1世界選手権・第3戦日本グランプリが鈴鹿サーキットで開幕しました。3年目となる春開催の中、アストンマーティンへのPU供給を開始したホンダの技術と、地元での表彰台を狙う角田裕毅選手に熱い視線が注がれています。低温下のタイヤ戦略やファンゾーンの盛り上がりなど、モータースポーツの聖地が世界中のファンを魅了しています。
【鈴鹿】桜舞う「聖地」で、新たな伝説が幕を開ける――。
2026年F1世界選手権・第3戦日本グランプリ(GP)が3月27日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開幕した。ホンダの創業者・本田宗一郎氏の熱い執念によって1962年に誕生したこの「ホームコース」は、今や世界中のドライバーが「最も挑戦しがいのあるサーキット」と称賛する聖地だ。
2024年から定着した春開催も3年目を迎え、ピンク色に色づき始めたパドックには、世界最高峰の走りを一目見ようと国内外から多くのファンが詰めかけている。
ホンダの魂、そして角田裕毅への期待
今回のf1 鈴鹿ラウンドは、単なる一戦以上の意味を持っている。2026年は、ホンダがアストンマーティンへのパワーユニット(PU)供給を新たに開始する転換点だ。長年培ってきた技術の粋を集めた「ホンダRB」のPUを背負い、地元ファンの悲願である表彰台を狙うのが、中嶋悟以来の系譜を継ぐ若きエース、角田裕毅(レッドブル・ホンダRB)である。
「鈴鹿は自分の原点であり、特別な場所」と語る角田は、立体交差を含む世界唯一の「8の字型」レイアウトにおいて、卓越したオーバーテイク技術を披露することが期待されている。鈴鹿特有の高速コーナー「130R」や、テクニカルな「S字」セクションで、ホンダの心臓部がどのような咆哮を上げるのか。地元ファンのボルテージは最高潮に達している。
春の「鈴鹿」が変えるタイヤ戦略
かつての秋開催(9〜10月)とは異なり、3月末の開催はレース展開に大きな変化をもたらしている。秋の猛暑や台風のリスクは影を潜めたが、一方で20度を下回る路面温度がエンジニアを悩ませる。
ピレリの分析によれば、低温下ではタイヤの「サーマル・デグラデーション(熱による性能低下)」が抑制されるため、ミディアムコンパウンドを中心としたロングランが可能になるという。しかし、タイヤを最適な作動温度域まで温める「ウォームアップ」は難易度が増しており、予選の1アタックや、セーフティカー明けのリスタートが勝負の明暗を分ける。戦略の幅が広がる中、1ストップか2ストップか、各チームの知略戦からも目が離せない。
フィールドを彩るファンゾーンと限定グッズ
サーキット内のGP SQUARE FANZONEでは、公式グッズを求める長蛇の列ができている。ここでしか手に入らない鈴鹿サーキットオリジナル商品や、角田裕毅選手の応援グッズは完売必至の状態だ。
また、西コース側に設置された「WEST FANZONE」では、F1シミュレーターやピットストップチャレンジなどの体験型アクティビティが充実。スプーンカーブ付近では、忍者のパフォーマンスやアーティストによるライブも行われ、モータースポーツと日本文化が融合した独自の祝祭空間が広がっている。
28日(土)15時からの予選を経て、運命の決勝は29日(日)14時に幕を開ける。
観戦に際しての注意点
現在、鈴鹿市内や四日市周辺の宿泊施設は「鈴鹿サーキットホテル」をはじめ、ほぼ満室に近い状況だが、直前のキャンセルによる空室が稀に確認されている。公共交通機関を利用する場合、近鉄白子駅からサーキットへはシャトルバスが運行されているが、週末は大幅な混雑が予想されるため、時間に余裕を持った移動が不可欠だ。
決勝日の29日には、ドライバーズパレードが12時から行われ、レース終了後にはコース内に立ち入れる「東コースウォーク」も予定されている。本田宗一郎が夢見た「世界に通用するサーキット」は、今日、再び世界の中心として輝きを放とうとしている。
(共同通信/日経経済新聞 ほか 各紙 2026年3月27日号より構成)
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