【速報】イングランド、終了直前の痛恨PKでウルグアイとドロー。ベン・ホワイトが先制弾から一転、悲劇の主人公に
ニュース要約: ウェンブリーで行われたイングランド対ウルグアイの親善試合は、1-1の劇的なドローに終わりました。ベン・ホワイトのゴールで先制したイングランドでしたが、後半ATにPKを献上。バルベルデに同点弾を許し、南米の強豪相手に勝利を逃しました。2026年W杯を見据えた若手起用の一方で、試合運びの課題が浮き彫りとなり、31日の日本代表戦に向けた真価が問われます。
【ウェンブリー発】聖地で散った劇的勝利の夢。イングランド代表、終了直前の痛恨PKでウルグアイと引き分け
2026年3月27日、ロンドンのウェンブリー・スタジアム。31日に控える日本代表との親善試合を前に、イングランド代表は南米の強豪ウルグアイ代表を迎え打った。試合は終盤にスコアが動く劇的な展開となったが、開催国イングランドはアディショナルタイムに守備の綻びを見せ、1-1のドローに終わった。
守備の要ベン・ホワイト、先制弾から一転して「悲劇の主人公」に
試合が動いたのは後半81分だった。途中出場のコール・パーマー(チェルシー)が放った精度の高い右コーナーキック。ゴール前での混戦から、アーセナルのDFベン・ホワイトがこぼれ球を執念で押し込み、ゴール左下を揺らした。イングランドにとっては、膠着状態を打破する貴重な先制点。スタジアムは歓喜の渦に包まれ、このまま「スリー・ライオンズ(イングランド代表の愛称)」が逃げ切るかと思われた。
しかし、ドラマはまだ終わっていなかった。後半アディショナルタイムの90+4分、先制のヒーローとなったベン・ホワイトがペナルティエリア内で痛恨のファウル。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入を経て判定は覆らず、ウルグアイにPKが与えられた。これをレアル・マドリードの至宝、フェデリコ・バルベルデが冷静にゴール右下へ沈め、土壇場で試合を振り出しに戻した。
2026年W杯を見据えた「テスト」の代償
トーマス・トゥヘル監督率いるイングランド代表は、この試合で大胆な選手起用を試みた。主将ハリー・ケインやジュード・ベリンガムといった主力を温存し、GKジェームズ・トラッフォードやMFジェームズ・ガーナーら若手をスタメンに抜擢。2026年北中米ワールドカップ(W杯)に向けた選手層の拡充を狙った。
一方で、マルセロ・ビエルサ監督率いるウルグアイ代表は、バルベルデやロナルド・アラウホといった欧州トップクラブで活躍する主軸を並べる本気度の高い布陣。イングランド 対 ウルグアイの一戦は、イングランドのポゼッションに対し、ウルグアイが強固な守備と鋭いカウンターで応戦する、国際親善試合の枠を超えた緊張感のある展開となった。
イングランドは前半から主導権を握り、ラッシュフォードのスピードを活かした攻撃で再三ゴールに迫るものの、決定力を欠いた。ジャック・グリーリッシュやドミニク・ソランケが負傷交代を余儀なくされるアクシデントも重なり、リズムを掴みきれないまま時間が経過。結果としてセットプレーから先制に成功したものの、試合を終わらせる「クロージング」の甘さが露呈する形となった。
続く「南米勢への苦手意識」と日本戦への課題
歴史的に見ても、イングランドにとってウルグアイは極めて相性の悪い相手だ。過去の対戦成績はこれで12試合を消化し、イングランドの3勝4分5敗。特にW杯の舞台では一度も勝利したことがない。2014年ブラジルW杯でグループリーグ敗退の決定打となった2-1の敗戦以来の再戦となった今回、リベンジを果たす絶好の機会だったが、またしても「南米の壁」に跳ね返された格好だ。
現地メディアからは「ホワイトの功罪」や「決定力不足」を指摘する声が上がっている。特に、支配率で上回りながらも流れの中から得点が奪えなかった点は、31日に国立競技場で行われる日本代表戦に向けて大きな不安材料となる。
W杯予選首位通過の誇り、次はサムライブルーとの一戦
イングランドはW杯欧州予選を8戦全勝という圧倒的な成績で首位通過しており、世界ランク4位の実力は誰もが認める。対するウルグアイも南米予選4位で、5大会連続のW杯出場をほぼ手中に収めている古豪だ。両チームは2026年本大会でも同じグループHに属しており、今回のイングランド ウルグアイ戦は、世界大会に向けた重要な前哨戦としての意味合いも強かった。
試合後、イングランドのキャンプ地からは「結果は残念だが、多くの新戦力を試せたことは収穫だ」との楽観的な見方も出ているが、熱狂的なファンを納得させるには、次戦の日本戦での快勝が絶対条件となる。
ウェンブリーの夜、歓喜とため息が交錯した一戦を終え、イングランド代表は極東の地・日本へと向かう。果たしてトゥヘル監督は守備の脆弱性と決定力の問題を修正し、W杯優勝候補筆頭としての姿を取り戻せるのか。日本代表戦は、彼らの真価が問われる一戦となるだろう。
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