【深層】ぼる塾、酒寄希望の第2子妊娠で見出す「新しい家族のカタチ」と4人の絆
ニュース要約: お笑いカルテット「ぼる塾」が、リーダー酒寄希望の第2子妊娠という転換点を迎え、個々の事情を包み込む「持続可能な芸人スタイル」を体現しています。田辺智加による最新スイーツトレンドの発信や、YouTubeで見せる飾らない友情が人気を博しており、変化を恐れず支え合う4人の強固な絆と、令和の新しいグループの在り方を深掘りします。
【深層】ぼる塾、カルテットが見出す「新しい家族のカタチ」 酒寄希望の第2子妊娠と、変化し続ける4人の絆
2026年春、お笑い界で独自の地位を築き上げた女性芸人グループ「ぼる塾」が、再び大きな転換点を迎えている。吉本興業所属の彼女たちは、田辺智加、酒寄希望、きりやはるか、あんりの4人からなるカルテットだが、その活動形態は常に流動的だ。現在、リーダーである酒寄希望が第2子を妊娠中であることを公表し、ファンの間では温かな祝福と同時に、今後の活動への注目が集まっている。
■「4人揃うこと」へのこだわりと、柔軟な選択
2019年の結成直後、酒寄の産休・育休に伴い3人体制でのテレビ露出が急増し、大ブレイクを果たしたぼる塾。2022年に酒寄が本格的に舞台復帰を果たしてからは、4人でのライブやYouTube活動が本格化していた。しかし、2025年11月にYouTubeチャンネル「ぼる塾動画」で発表された酒寄の第2子妊娠により、現在は再び体調を最優先した「控えめな運用」へとシフトしている。
特筆すべきは、彼女たちが「4人でなければならない」という呪縛から解き放たれ、その時々の状況に最も適した形を選択している点だ。「ユニットライブ4321!」などの舞台や、登録者数28万人を超えるYouTubeでは、酒寄の体調に合わせ、時には出演、時にはナレーションという形で「4人のぼる塾」を維持している。
酒寄自身、かつては3人のブレイクに対して「自分は力不足ではないか」という葛藤を抱えていたという。しかし、あんりや田辺、はるかといったメンバーたちが「今がスタート地点。一緒に頑張ろう」と寄り添ったことで、グループのダイナミクスは進化した。現在のぼる塾は、育児や体調という個人の事情をグループ全体の個性として包み込む、現代的な「持続可能な芸人スタイル」を体現している。
■「スイーツ女王」田辺が牽引する2026年のトレンド
グループとしての活動が調整期にある一方で、個々の発信力は衰えていない。特に「芸能界のスイーツ女王」の異名を持つ田辺智加の影響力は絶大だ。
田辺が2026年のトレンドとして予測するのは、北欧発のスパイス使いが特徴的な「カルダモンバンズ」や、バターの背徳感溢れる「香港スイーツ(ポーローヤオなど)」だ。また、最新のメディア露出では「おつまみスイーツ(しょっぱい系スイーツ)」にも注目しており、チーズパイやプティ・サレといった、従来の甘いお菓子の枠を超えたグルメ提案がSNSを中心に波及している。
酒寄もまた、休養期間中でありながら情報発信を欠かさない。CanCamでの連載やnoteを通じ、北千住の香港式エッグタルトをレビューするなど、田辺とは異なる視点でのグルメ紹介が好評を博している。こうした「個」の活動が蓄積され、再び4人が揃った際の厚みへと繋がっていく。
■ライブは争奪戦、YouTubeに見る「素顔の魅力」
現在、ぼる塾が出演する「よしもとお笑いライブ」のチケットは、リセール市場で定価を超える価格で取引されるなど、依然として高い人気を誇っている。2026年4月以降も東京・大田区や千葉・君津など各地での公演が予定されているが、その多くが完売状態だ。
ファンの心を繋ぎ止めているのは、YouTubeで見せる彼女たちの飾り気のない日常だ。最新の「しゃぶ葉」での食べ歩き企画や、あんりが語る「平成コンテンツ」のトーク動画には、テレビのバラエティで見せる「キャラ」ではない、4人の本当の友情が溢れている。
「誰か一人が欠けても補充するのではなく、その欠けた場所を空けたまま、あるいは形を変えて守り続ける」。ぼる塾が選んだこの道は、効率を重視する芸能界において異質かもしれない。しかし、リーダー酒寄の第2子という新しい命を迎えようとする今、彼女たちが築いてきた「4人の絆」は、かつてないほどに強固なものとなっている。
2026年、ぼる塾は単なるお笑いグループを超え、変化を恐れず支え合う「新しい家族の姿」を私たちに見せてくれている。(経済部・文化担当 記者)
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