【ブンデスリーガ】バイエルンが「デア・クラシカー」制し独走態勢へ!ケイン2発とキミッヒ劇的弾でドルトムントを逆転
ニュース要約: 伝統の一戦「デア・クラシカー」は、バイエルンが3-2でドルトムントに劇的な逆転勝利を収めました。ケインの2ゴールとキミッヒの終了間際の決勝弾により、首位バイエルンは2位ドルトムントとの勝ち点差を「11」に拡大。リーグ連覇へ向けて決定的な独走態勢を築きました。
【ブンデスリーガ】バイエルンが「デア・クラシカー」を制し独走態勢へ ドルトムント、本拠地で屈辱の逆転負け
【ドルトムント=現地特派】
ドイツ・ブンデスリーガ第24節、伝統の一戦「デア・クラシカー」として世界中が注目したドルトムント 対 バイエルンの一戦が2月28日(日本時間3月1日未明)、ドルトムントのホームであるジグナル・イドゥナ・パルクで行われた。試合はバイエルン・ミュンヘンが劇的な展開の末に3-2で勝利。この結果、首位バイエルンは2位ドルトムントとの勝ち点差を「11」に広げ、リーグ連覇へ向けて独走態勢を築いた。
熱狂のジグナル・イドゥナ・パルク、ドルトムントが先制
黄色い壁――。8万1365人の大観衆が埋め尽くしたスタジアムは、試合前から異様な熱気に包まれていた。優勝争いに踏みとどまるためには勝利が絶対条件のドルトムントは、序盤からハイプレスを仕掛け、バイエルンのビルドアップを阻害する。
均衡が破れたのは前半26分だった。セットプレーのこぼれ球に反応したDFニコ・シュロッターベックが、地を這うような鋭いシュートを突き刺し、ドルトムントが先制。今シーズン、クリーンシート11回を誇る堅守の立役者が、攻撃でも特大の存在感を放ち、本拠地は歓喜の渦に飲み込まれた。
エースの矜持、ハリー・ケインの2ゴール
しかし、王者の底力は後半に発揮された。54分、バイエルンの絶対的エース、ハリー・ケインがエリア内での巧みなポジショニングから同点弾を奪うと、試合の流れは一変する。さらに70分には、自ら得たPKを落ち着いて決め、バイエルンが逆転。今季の得点王争いを独走するケインの決定力が、ドルトムントの守備陣を切り裂いた。
ドルトムントも意地を見せる。83分、交代出場のダニエル・スヴェンソンが値千金の同点ゴールを決め、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。誰もが「引き分け」を予感したその時、最後にドラマが待っていた。
主将キミッヒの劇的決勝弾、広がる「11ポイント」の差
87分、バイエルンの主将、ヨシュア・キミッヒがペナルティエリア外から狙い澄ましたミドルシュートを放つ。ボールは鮮やかな軌道を描いてゴールネットを揺らした。土壇場での勝ち越しゴール。ドルトムントの懸命な反撃も及ばず、死闘は3-2でバイエルンに軍配が上がった。
試合後、バイエルンの選手たちが敵地で喜びを爆発させる一方で、ピッチに崩れ落ちるドルトムントの選手たちの姿が対照的だった。この勝利により、バイエルンは勝ち点を積み上げ、2位ドルトムントとの差を決定的なものにした。
総評:揺るがない「バイエルン」の優位性
通算対戦成績でも、今回の勝利でバイエルンはドルトムントに対し31勝目を挙げ(56試合中)、改めてその支配力を証明した。ハリー・ケインとミカエル・オリーズを中心とした圧倒的な攻撃力、そしてここ一番での勝負強さは、他の追随を許さない。
一方のドルトムントは、シュロッターベックや門番グレゴール・コーベルを中心に「堅守」を武器に戦ったが、バイエルンの猛攻の前に最後の一線が決壊した。残り試合数を考慮すると、逆転優勝の可能性は極めて低くなったと言わざるを得ない。
次節、ドルトムントは3月7日にアウェイでケルンと対戦する。精神的なダメージが懸念される中で、どのように立て直すかが焦点となる。一方、優勝をほぼ手中に収めたバイエルンは、3月6日にホームでボルシアMGを迎え撃つ。王者の進撃は、もはや誰にも止められないのか。ブンデスリーガの覇権争いは、大きな転換点を迎えた。