【ラ・リーガ深層】ビルバオがアトレティコを1-0撃破 ベレンゲルの決勝弾でCL争いが激化
ニュース要約: ラ・リーガ第15節、アスレティック・ビルバオがアトレティコ・マドリードを1-0で破り、アトレティコの連勝を阻止した。膠着した守備戦は終盤85分、ベレンゲルのミドルシュートで均衡が破れた。この敗戦でアトレティコは攻撃の課題が露呈し、CL出場権を巡る上位争いは一層混迷を深めることとなった。
【ラ・リーガ深層】鉄壁崩せず、アトレティコ連勝止まる 1-0 ビルバオ、CL争い激化へ 守備戦を制したベレンゲルの決勝弾
(マドリード発 共同)
2025年12月6日、スペイン・ラ・リーガ第15節で、アスレティック・ビルバオが本拠地サン・マメスにアトレティコ・マドリードを迎え撃ち、結果はビルバオの1-0での勝利に終わった。この一戦は、欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を巡る順位争いの鍵を握る重要なカードであり、上位進出を目指すビルバオが、CL圏内(4位)に踏みとどまるアトレティコを破ったことで、リーグ戦の行方は一層混迷を深めることとなった。
膠着した守備戦、終盤に均衡破れる
試合は、両チームの堅固な守備戦術が正面からぶつかり合う、極めて緊張感の高い展開となった。ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードは、伝統的な組織的守備と中盤の支配を重視。対するビルバオも、エルネスト・バルベルデ監督の下、コンパクトな守備ブロックを形成し、素早いカウンターを虎視眈々と狙う戦術を採用した。
前半は、ビルバオがシュート数で優位に立ち、積極的にゴールを脅かすものの、アトレティコのGKと最終ラインが集中力を保ち、スコアレスで折り返す。後半に入ると、アトレティコも攻撃のギアを上げようと試みるが、ビルバオの強固なポジショナルディフェンスを前に、決定的なアイデアを生み出せない時間が続いた。
均衡が破られたのは試合終盤の85分。ビルバオの守備がアトレティコの攻撃を遮断すると、素早い切り替えからカウンターが発動。GKウナイ・シモンの正確なフィードを起点に攻撃が展開され、最後はMFアレックス・ベレンゲルがミドルシュートを放つ。この一撃がアトレティコ守備陣の隙を突き、ゴールネットを揺らした。
このベレンゲルの決勝点により、ビルバオ 対 アトレティコの激戦は1-0で決着。アトレティコは連勝がストップし、痛い黒星を喫した。
攻撃の創造性欠如が露呈したアトレティコ
この試合の結果は、単なる勝敗以上の意味を持つ。特にアトレティコにとっては、攻撃面での創造性の欠如という課題が改めて浮き彫りとなった。シメオネ監督のチームは、常に堅牢な守備を基盤とするが、この日はビルバオの守備網を崩すための明確な攻撃パターンを見出せなかった。FW陣が幾度か好機を迎えるも、ビルバオ守護神ウナイ・シモンの卓越したセーブに阻まれ、最後まで得点を挙げられなかった。
一方、勝利したビルバオの戦術は徹底されていた。堅守速攻を軸に、FWゴルカ・グルセタを攻撃のターゲットとしつつ、サンチェットやベレンゲルらが積極的にゴールを狙い続けた姿勢が実を結んだ形だ。特に、試合を決定づけたベレンゲルのミドルシュートは、両チームが守備を重視する中で、一瞬の隙を逃さなかった集中力の賜物と言える。
CL出場権争いの行方を左右する一戦
このビルバオ 対 アトレティコの直接対決の結果は、今シーズンのラ・リーガの順位争い、特にCL出場権(4位以内)争いに大きな影響を与える。
敗れたアトレティコ・マドリードは現在4位で勝点31を保持しているが、この敗戦により、後続のクラブとの勝点差が縮まる可能性が高まった。上位にはバルセロナ、レアル・マドリード、ビジャレアルが僅差でひしめき合っており、アトレティコにとっては、CL出場権を確保するためにも、これ以上の取りこぼしは避けたい状況だ。攻撃の停滞をいかに打破し、安定した勝点を積み重ねられるかが今後の焦点となる。
対照的に、勝利を収めたビルバオは、現在7~8位前後とされているが、この強豪撃破を足がかりに、一気に上位争いに食い込む勢いを手に入れた。彼らがこのまま連勝を重ねれば、欧州大会出場圏内である6位以内、さらにはCL出場権争いにも絡んでくる可能性は十分にある。
伝統的にアトレティコが優勢な対戦成績ではあったものの、ビルバオがホームで意地を見せた形だ。ラ・リーガ後半戦に向け、この試合が順位の「分水嶺」となる可能性は高い。
次節、アトレティコは13日にホームでバレンシアと、ビルバオは14日にアウェイでセルタと対戦する。アトレティコは攻撃の再構築が急務であり、ビルバオは勢いを維持できるかが試される。両チームの今後の戦いぶりに注目が集まる。(了)
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