嵐、25周年の「約束」と終幕へ――新会社解散と5大ドームツアーで語る5人の決断
ニュース要約: 国民的人気グループ「嵐」が、活動休止から5年半を経て2026年にラストドームツアーを開催し、グループ活動を終了します。設立された「株式会社嵐」の解散やデジタル戦略の成功、そしてファンへの感謝を込めた最後のステージまで、結成25周年を節目に5人が下した「潔い決断」と日本アイドル史に残る最高のエンディングを詳報します。
【令和の激震】嵐、25周年の「約束」と終幕(フィナーレ)への序曲――デジタル解禁と新会社解散が語る5人の決断
【東京・有明】 2026年4月、日本のエンターテインメント界は、ある一つの「終わり」と「始まり」の狭間で揺れている。国民的人気グループ「嵐」が、2020年末の活動休止以来、約5年半の月日を経て辿り着いた答え。それは、ファンへの「直接的な感謝」を形にした全国ドームツアーの開催と、それに伴うグループ活動の終了だった。
結成25周年、そしてデビュー25周年という大きな節目を越え、彼らが私たちに見せているのは、単なるノスタルジーではない。徹底したデジタル戦略と、5人が「自律した表現者」として下した経営的判断の軌跡である。
デジタル空間を席巻する「嵐」の熱量
2024年の25周年記念企画を皮切りに、嵐はデジタルプラットフォームでの存在感を爆発的に高めた。公式YouTubeチャンネルでの全ミュージックビデオ(MV)一挙公開や、楽曲のストリーミング解禁は、既存のファンのみならず、彼らを知らないZ世代をも取り込んだ。
特に、2026年3月にリリースされた新曲「Five」の衝撃は凄まじい。デジタル配信開始からわずか1日で約441万回の再生を記録し、Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャートで自身初の首位を獲得。嵐としての最高位を5年ぶりに更新したこの記録は、彼らが「過去の遺産」ではなく、現在進行形のアーティストであることを証明した。
現在、全国22劇場で開催されているライブ上映イベント「ARASHI FILM CONCERT TOUR 2024-2025」や、ファン参加型の特設サイト「MY BEST ARASHI」は、活動休止中もファンとの「擬似家族的」な繋がりを維持し続けた。
「株式会社嵐」の設立と、予期せぬ解散の真相
ビジネスの側面でも、嵐は前例のない挑戦を行った。2024年4月、相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔の5人が主体となり「株式会社嵐」を設立。STARTO ENTERTAINMENTとグループエージェント契約を結び、アーティスト自身が経営の舵取りを行う「オーナー」へと移行した。
当時、この動きは再始動への恒久的な足掛かりと見られたが、2025年5月、事態は急転する。グループ活動の終了発表と共に、株式会社嵐の解散が発表されたのだ。関係者の話を総合すると、この法人の設立は「権利関係を整理し、5人が納得する形での『最後の恩返し』を完遂するための時限的な器」であったという側面が強い。
ファンクラブ会員数約300万人、年間売上120億円とも言われる巨大な市場を抱えながら、その利権に固執せず、「5人での活動終了」に合わせて会社を畳むという決断は、あまりにも嵐らしい「潔さ」として語り継がれるだろう。
2026年春、伝説は「五大ドーム」で完結へ
現在、日本中で熱狂を呼んでいるのが、ラストツアー【ARASHI LIVE TOUR 2026「We are ARASHI」】である。コロナ禍で叶わなかった「対面での感謝」を伝えるため、5人は再びステージに立った。2025年11月のファンクラブ限定生配信「生配信だヨ嵐会 2025」で、久々に公の場に姿を見せた大野智の近影に、SNS上では「涙が止まらない」「5人でいることが奇跡」といった投稿が溢れた。
2026年4月現在、メンバーはソロ活動の傍ら、ツアーの合間を縫って5人での時間を慈しんでいる。二宮は独立し、松本は個人会社を構えるなど、それぞれの「個」が確立された中での再集結だ。
「未来を描く準備」として始まった25周年プロジェクトは、いま、最も美しい形での幕引きを迎えようとしている。5月末をもってファンクラブの終了も予定されているが、彼らがデジタルアーカイブとして残した数々の名曲と映像は、今後も「MY BEST ARASHI」としてファンの心に刻まれ続けるだろう。
嵐が駆け抜けた四半世紀。その終止符は、日本のアイドル史における「最高のエンディング」として、後世に語り継がれることになる。
(経済部・文化部 共同執筆)
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