2025年12月23日、今年も残すところあとわずかとなりましたが、スポーツ、芸能、経済、そしてライフスタイルに至るまで、日本社会を揺るがすニュースが数多く飛び込んできました。
まず、冬の風物詩である高校バスケットボールの祭典「ウインターカップ2025」が本日開幕しました。今大会最大の注目は、亡き名将・井上眞一前監督の遺志を継ぐインターハイ王者、桜花学園です。3年生を中心に即戦力のルーキーを加えた鉄壁の布陣で、4年ぶりの王座奪還へと挑みます。京都精華学園などの強豪がひしめく激戦区を、伝統のディフェンスとリバウンドで勝ち抜けるか、女王の復活を期した熱い戦いに視線が集まっています[1]。
芸能界では、実力派女優たちの大きな転機が次々と報じられています。まず、浜辺美波さんが2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟！』にて、北政所（寧々）役を演じることが決定しました。2025年の精力的な活動を経て、さらなる飛躍を遂げる彼女の最新動向にファンのみならず業界全体が注目しています[2]。一方で、元AKB48の横山結衣さんは、心機一転「相馬結衣」への改名を発表しました。アイドル時代のイメージを脱ぎ捨て、舞台女優としての覚悟を込めて祖父母の苗字を冠した彼女は、2026年にも舞台『刀剣乱舞』などの話題作への出演を控えており、新たな俳優人生の幕開けとなります[4]。
また、日本テレビの人気アナウンサーである岩田絵里奈さんが、2026年3月末で退社しフリーへと転身することが分かりました。「ポスト水卜麻美」と称され、圧倒的なトーク力で茶の間の支持を集めた彼女の決断は、今後の放送業界の勢力図にも影響を与えそうです[8]。一方で、活動休止中の広末涼子さんについては、新東名高速での時速185キロという大幅な速度超過による追突事故を受け、過失運転致傷の罪で略式起訴されました。7カ月に及ぶ捜査を経て罰金刑が科される見通しですが、この一件は芸能界のコンプライアンスやリスク管理の在り方に一石を投じています[3]。
音楽シーンでは、エンターテインメントの新たな潮流が話題です。フジテレビ「オールスター合唱バトル」では、SNS総再生90億回を誇る強者たちによる『ミリオン再生合唱団』が、2か月の猛練習を経て悲願の単独優勝。WATWINGの八村倫太郎さんら新世代の奮闘により、合唱とJ-POPが融合した新しい感動の形が示されました[5]。また、Z世代を熱狂させているアイドルグループ「ME:I（ミーアイ）」の活躍のみならず、先端ビジネスや学術分野においても「MEI」というキーワードが多角的に進化を遂げており、現代社会の複雑な構造を象徴する動きとして注目されています[9]。
経済・ライフスタイル面では、私たちの生活に身近な企業の動向が報じられています。楽天カードが、東京国税局から約42億円の追徴課税を受けていたことが判明しました。資金調達スキームの解釈を巡って同社は処分の不当性を訴えており、この判断の行方はカード業界全体の税務実務に大きな影響を及ぼす可能性があります[7]。
最後に明るい話題として、ユニクロのUTからポケモン30周年を記念した新作コレクションが登場し、大きな反響を呼んでいます。水彩タッチの初代ポケモンをあしらったデザインなど、懐かしさと新しさが共存するラインナップは完売が必至と見られており、冬のギフトや自分へのご褒美としても高い人気を集めそうです[6]。
「オールスター合唱バトル」ミリオン再生合唱団が連覇！八村倫太郎の挑戦とSNS総再生90億回の衝撃
ニュース要約: フジテレビ「オールスター合唱バトル」で、SNS強者による『ミリオン再生合唱団』が悲願の単独優勝を達成。RIOSKE率いる実力派集団が、2か月の猛練習を経てHIKAKINら審査員を唸らせました。WATWING八村倫太郎ら新世代アイドルの奮闘や、技術と感動を巡る審査基準の議論など、合唱とJ-POPが融合した音楽エンタメの新たな地平を凝縮して紹介します。
合唱の新時代を切り拓く「オールスター合唱バトル」、ミリオン再生合唱団の躍進と八村倫太郎の挑戦
フジテレビ系列で不定期放送されている「オールスター合唱バトル」が、日本の音楽エンターテインメント界に新たな旋風を巻き起こしている。2022年の初回放送から着実に規模を拡大し続けてきたこの番組は、芸能界を代表する歌唱力自慢の芸能人たちが20人1組のチームを組み、J-POPの名曲を合唱形式で披露する画期的な試みだ。MCはDAIGOと松井玲奈が務め、宮本亞門、新妻聖子、錦織一清、古坂大魔王らが審査員として参加している。
規模拡大を続ける合唱バトルの進化
番組は回を重ねるごとに参加チーム数を増やし、2025年冬に放送された第7回では過去最多となる8つの合唱団、総勢160名が参戦した。各チームは2か月に及ぶ練習期間を経て本番に臨み、審査員と会場の一般審査員100人が1曲100点満点で採点する厳格な審査システムで競い合う。伴奏は生ピアノとカホン、ジャンベ、タンバリンなどの最小限の打楽器に限定され、指揮者を立てずにリーダーが歌いながら合図を出す独特の形式が採用されている。
第7回大会に参加した8つの合唱団は、ミュージカル合唱団、歌ウマ芸人合唱団、演歌合唱団、ものまね合唱団、最強ボーイズ合唱団、平成令和アイドル合唱団、ミリオン再生合唱団、そして新たに参戦したオペラ合唱団である。中でも注目を集めたのが、前回単独優勝を果たしたミュージカル合唱団の連覇と、デジタルネイティブ世代を代表するミリオン再生合唱団の躍進だった。
SNS総再生数90億回の実力派集団
ミリオン再生合唱団は、TikTokやYouTubeなどのSNSで圧倒的な支持を集めるクリエイターたちで構成された強豪チームだ。リーダーのRIOSKE(ペルピンズ)は、ペルー系ハーフのブロードウェイミュージカル経験者で、ブロードウェイ「RENT」のエンジェル役を務めた実力者である。チームには、ペルピンズのKAZ、LUV K RAFTのKARENやMishu、Rabbit CatのKEN、はつみ、Miki、優輔、とおるす、パパラピーズのじんじん、虹色侍のずま、avexクリエイターの財部亮治、合唱団育ちのSNS歌い手まるり、ハイトーンボイスのBeverlyなど、個性豊かなメンバーが名を連ねている。
チームの特徴は、合唱経験者から合唱初心者まで幅広い層が融合し、それぞれの強みを生かしたパフォーマンスにある。まるりさんは6歳から18歳まで合唱団に所属していた経験を持ち、一方でBeverlyは合唱初心者ながらハイトーンボイスでチームに貢献している。財部亮治や杉本琢弥らのインタビューでは、2か月の練習期間でチームの結束が深まり、それぞれの孤独な創作活動とは異なる「合唱だからこその難しさと喜び」を語っている。
第4回以降、4大会連続でフル参加を続けるミリオン再生合唱団は、第6回と第7回で同点優勝を果たし、2024年12月29日放送では995点で単独優勝を達成した。HIKAKINら審査員からは「クリエイター魂が届いた」と100点満点の評価を受け、SNSでは「毎回感動する」「歌の力はすごい」とのコメントが殺到した。優勝記念としてペルピンズチャンネルで公開された歌唱動画「僕のこと」は、さらなる再生数を記録している。
新世代アイドルの挑戦
一方、WATWING所属の八村倫太郎は、昭和平成令和アイドル合唱団のメンバーとして第7回大会に出場した。越岡裕貴、小見山直人らとともにチームを組み、ミリオン再生合唱団をはじめとする強豪チームに挑んだ。観覧ゲストとして出演した宮世琉弥は、八村の歌う姿に感動し「刺激になりました」とコメントしている。昭和平成令和アイドル合唱団は、異なる世代のアイドル文化を背景に持つメンバーたちが集結し、独自の魅力を発揮した。
審査基準をめぐる議論と社会的影響
番組の人気が高まる一方で、審査基準をめぐる議論も活発化している。「心に響いたか」を重視する審査方針に対し、「ピッチが不安定でも100点は納得いかない」「技術をもっと重視すべき」との声が視聴者から上がっており、合唱の本質である歌唱力とハーモニーの評価方法について、活発な議論が展開されている。CMタイミングへの不満や「芸人チーム優遇疑惑」の指摘もあるが、こうした論争がかえってSNSでの話題性を高め、番組への関心を喚起している側面もある。
「オールスター合唱バトル」の社会的影響は、テレビ番組の枠を超えて広がっている。番組で披露された楽曲は楽譜化され、音楽教育の現場でも活用されるなど、J-POPと合唱の融合という新たな音楽ジャンルの創出に寄与している。SNSや教育現場からも注目を集め、視聴率向上、SNS拡散、ファンエンゲージメントの好循環を生み出している。
デジタルネイティブ世代のクリエイターが集うミリオン再生合唱団の優勝は、孤独な創作活動に取り組むクリエイターたちにとって、チームワークの喜びと音楽の可能性を再確認する機会となった。八村倫太郎ら若手アイドルの挑戦も、新たなファン層の開拓に貢献している。技術対感動のバランスという課題を抱えながらも、「オールスター合唱バトル」は日本の音楽エンターテインメントに新たな地平を切り拓き続けている。12月28日には年末スペシャルの放送も控えており、今後の展開にさらなる期待が寄せられている。