【速報】第40回管理栄養士国家試験の合格発表、合格率は48.1%で過去最低水準。難化傾向が鮮明に
ニュース要約: 厚生労働省は第40回管理栄養士国家試験の合格者を発表しました。合格率は48.1%と前回に続き5割を下回り、過去5年で最低水準の難関となりました。新卒者の高い合格率に対し既卒者は11%台と格差が拡大。合格者は今後、保健所での免許登録手続きを経て、食と健康のスペシャリストとしてのキャリアを歩み始めます。
【速報】第40回管理栄養士国家試験の合格発表 合格率は48.1%、過去5年で最低水準が続く難関に
厚生労働省は27日午後2時、今月1日に実施された「第40回管理栄養士国家試験」の合格者を発表した。同省のホームページ上には、受験地別および受験番号別の合格者情報が掲載され、多くの受験生が固唾をのんで画面を見守った。
今回の試験結果は、受験者数1万6,169人に対し、合格者数は7,778人。注目の合格率は48.1%となり、前回(第39回)と同じく5割を下回る厳しい結果となった。
■合格基準は「60%」を維持、広がる新卒と既卒の格差
厚生労働省の発表によると、今回の試験の合格基準は配点1問1点の200点満点中、120点以上(正答率60%)とされた。不適切問題などによる採点除外措置が行われた場合でも、概ね60%の正答率が合否のラインとなっている。
過去5年間の合格率推移を振り返ると、第35回試験では60%台を記録していたものの、ここ数年は40%台後半から50%台前半で推移しており、難化傾向が定着しつつある。特に顕著なのが「学校区分別」による合格率の差だ。
前年度のデータによれば、管理栄養士養成課程の新卒者の合格率が80.1%と高い水準を維持しているのに対し、既卒者(栄養士養成課程出身者など)の合格率は11.1%〜11.7%に留まっている。実務経験を積みながら受験に挑む既卒者にとって、近年の試験内容は非常に高い壁となっていることが浮き彫りになった。
■「リロード祭り」に沸くネット、合格証書は本日発送
合格発表の時刻である午後2時を前後して、SNSや掲示板サイトでは受験生による「リロード(更新)が止まらない」「サーバーが重い」といった投稿が相次いだ。いわゆる「リロード祭り」と呼ばれる光景が広がり、自身の番号を見つけた受験生からは「春から管理栄養士として頑張ります」「4年間の集大成が報われた」といった喜びの声が上がる一方、1点差に泣いた受験生の悲痛な叫びも見られた。
厚生労働省によれば、合格者には本日3月27日付で「合格証書」が郵送にて投函される。手元に届くのは数日後となる予定だが、正式な合否はこの合格証書によって確定することになる。万が一、不合格となった場合でも、取得済みの栄養士免許を活かして病院や福祉施設、学校などで勤務し、実務経験を積みながら次年度以降の再挑戦が可能だ。
■今後のキャリアパスと免許登録手続き
合格者は今後、管理栄養士としての「免許登録申請」を行う必要がある。合格しただけでは「管理栄養士」を名乗ることはできず、住所地を管轄する保健所などで手続きを行い、管理栄養士名簿に登録されて初めて資格が有効となる。4月から医療機関や行政機関への入職を控えている合格者は、早急な手続きが求められる。
近年、高齢化社会の進展や生活習慣病対策の重要性が高まる中、食と健康のスペシャリストである管理栄養士の役割は年々拡大している。合格率48.1%という狭き門を突破した新たな専門職たちが、現場でどのような活躍を見せるのか期待が集まる。
【第40回管理栄養士国家試験 結果概要】
- 受験者数: 16,169名
- 合格者数: 7,778名
- 合格率: 48.1%
- 合格基準: 120点 / 200点(60.0%)
(2026年3月27日 共同・WEB編集部)
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